マルチ対応ダンジョン掃除ゲーム『Goblin Cleanup』Steam体験版配信中。「攻略されたダンジョン」をスライムモップでお掃除、ゴミ箱代わりのミミックに食べられぬようご用心
デベロッパーのCrisalu Gamesは1月18日、ダンジョン掃除ゲーム『Goblin Cleanup』の体験版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Goblin Cleanup』は、冒険者に攻略されたダンジョンの掃除をテーマにした作品だ。ソロプレイおよび最大3人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは、プロの掃除屋であるゴブリンのメイドとなり、次にやってくる冒険者たちのために荒らされたダンジョンを復旧させる。綺麗に掃除し、トラップや家具を元通りに戻し、また宝箱にアイテムを補充して、モンスターをリスポーンさせるのだ。
本作には、それぞれ背景となる物語が存在する複数のダンジョンが収録され、各ダンジョンにはさらに複数のステージが用意。ゲームを進めるなかでアンロックしていくことができる。今回配信開始された体験版に収録されている序盤ステージでは、血痕の掃除と、散乱した家具などのオブジェクトの再配置、そして冒険者に倒されたモンスターのものらしき肉塊の処分が目標となる。
血痕はあちこちの床や壁にあり、モップを使って掃除する。プレイヤーは先にトゲが付いた棒状の道具を所持しており、ステージ内に存在するディスペンサーからスライムを取り出し、ブスッと刺すとモップが完成。それでゴシゴシ掃除すると、スライムが血の汚れを吸い取ってくれるのだ。スライムはコミカルに描かれた目で感情が表現され、なんだかかわいい。血痕の場所はステージをスキャンすることで確認できるため、見逃さず拭き取っていこう。
モップで血痕を掃除するなかでは青いスライムが徐々に赤く変色していき、限界に達するとそれ以上汚れを吸えなくなるばかりか、血を塗りたくるかたちになり逆に汚してしまう。そうなった場合は、宝箱に化けたミミックに用済みのスライムを食べてもらって処分。そしてディスペンサーにて新たなスライムを調達するのだ。
先述したモンスターの肉塊についても、拾い上げてはミミックに放り込んで処分していく。ミミックを抱えて運び、そのまま食べ歩きさせることも可能だ。ただし、ミミックに正面から不用意に近づくと、プレイヤー自身も食べられてしまうため注意。すぐにリスポーンされるが、自身の血と肉塊をぶちまけて作業を増やしてしまう。
散乱したオブジェクトに関しては、種類ごとの配置すべき元ある場所を探して、ステージ内をあちこち駆け回ることになるだろう。またステージにはトラップが存在し、それにうっかり引っかかるとやはり肉塊と化してしまう。こうしたミミックやトラップの存在は、協力プレイにおいてはある意味盛り上がる要素となるかもしれない。
製品版ではさらなる環境のダンジョンおよびステージが登場するほか、危険なモンスターが徘徊していたり、そうしたモンスターの対処などに使うツールが利用可能となったりと、さまざまな要素が用意されるとのこと。また、ステージ報酬を使ってのキャラクターカスタマイズ機能も実装予定となっている。
『Goblin Cleanup』はPC(Steam)向けに開発中で、配信時期は未定。早期アクセス配信を通じてさらに開発が進められる計画となっており、日本語対応も予定されている模様である。そして体験版は現在配信中だ。