和風廃屋ホラーゲーム『Chiyo』Steamにて本日配信開始、日本語対応。怨霊のさまよう屋敷にて、秘術を駆使して生き残る

SCRYsoftは1月19日、『Chiyo』を配信開始した。本作は江戸時代が舞台となる和風ホラーゲームだ。

マレーシアとシンガポールに拠点を置くパブリッシャーのSCRYsoftは1月19日、Nimbus Gamesが手がける和風ホラーゲーム『Chiyo』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語音声・日本語表示に対応している。


『Chiyo』は、江戸時代が舞台となるシングルプレイの和風ホラーゲームだ。徳川の治世の時代、主人公の伊達千代は、幕府の魔法秘儀師団に超常現象捜査員として採用される。彼女は、最初の任務として島根県江津市の海岸沿いにある、森の奥深くの廃屋から発生したという奇妙な現象について調査することになる。そして、彼女は屋敷の中で奇妙で邪悪な霊、そして彼女の生存を脅かす一族の暗い歴史に直面する。

本作は、一人称視点で和風の屋敷の中を探索していくことになる。屋敷は廃墟となっており、基本的には暗闇の中を進んでいく。主人公の千代は、印を結ぶことで指先に明かりを灯したり、呪いを解呪したり心眼でアイテムなどを発見したりといった、さまざまな超能力を扱える。これらを駆使しつつ、廃墟の中に隠された謎を解いていくことになる。そして、廃墟と化した屋敷や、権力者一族の謎と悪意の正体を解き明かすのだ。


本作は、ゲーム中に脱出ゲームスタイルのパズルを採用しており、ひらめきが必要になる場面も存在。屋敷内に残された謎解きのヒントを探しつつ、謎解きに使用するアイテムを集める必要があるようだ。しかし、屋敷の中には霊的な存在がいることも。霊から逃げつつ、屋敷の探索を進めていく必要がある。霊が近づくと明かりが揺れるといった異変も起こるようで、様子を見ながら霊を避けていくのが良さそうだ。

本作を手がけたのは、マレーシアのインディーゲームスタジオであるNimbus Gamesだ。同スタジオの前作にあたる2人協力型サバイバルホラーゲーム『怨念(MALICE)』も、同様に和のテイストを表現した作品である。マレーシアの開発スタジオでありながらも、江戸時代の廃墟の屋敷というロケーションをおどろおどろしく表現している点が特徴的であった。なお本作『Chiyo』においても、『怨念(MALICE)』の世界観が共通しているとのこと。またスタジオが前作で培った和風ホラーの表現手法も活かされていることだろう。


『Chiyo』は、PC(Steam)向けに発売中。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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