無料ターン制戦略デジタルボドゲ『BoardLand』Steamにていい滑り出し、日本でも人気の様子。サイコロを振り出目を使ってモンスターと戦略バトル、日本語対応

パブリッシャーのJungle Game Labは1月11日、High Fishが手がけたターン制戦略ボードゲーム『BoardLand』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。

パブリッシャーのJungle Game Labは1月11日、High Fishが手がけたターン制戦略ボードゲーム『BoardLand』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。本稿執筆時点で、本作はユーザーレビューにて100%の好評率を得ている。


『BoardLand』は、ボードゲームをモチーフにしたターン制戦略ゲームだ。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作では、モンスターと戦いステージを進んでいく形式となり、ステージではモンスターを取り囲むようなかたちでいくつものタイルが配置。タイルはいわゆる双六のマスにあたり、プレイヤーはターンが回ってくると5つのサイコロを振り、その出目を使って先のタイルへと移動したり、モンスターを攻撃したりなどのアクションをおこなう。

タイルには攻撃やアーマー獲得などの種類があり、たとえば攻撃タイルに停まった場合に2の出目を使用すれば、モンスターに2ダメージ与えられる仕組み。その後、残りの出目を使用して移動したり、さらにアクションを重ねたりすることができるが、同じタイル上で連続してアクションするには、1・2・3といったように出目を昇り順に使用しなければならない。どのタイルに移動するのかを含め、ストックした出目の管理が重要というわけだ。

アクションをおこなうとそのタイルに経験値が入り、レベルアップするとタイルで発動される効果がアップグレード。また、モンスターを倒すと特殊な効果をもつサイコロが手に入り、アップグレードされたタイルとのシナジー効果が発揮される場合もある。これらのアップグレードなどはステージを超えて引き継がれる。このほか、バトルを進めるなかではイベントが発生したり、敵がタイルに呪いをかけたりなどの要素も存在。そしてステージを勝ち進み、最後に待ち受けるボスに挑む。


}本作は今年1月11日に無料で配信開始。ユーザーレビューはまだ50件ほどと数は少ないものの、本稿執筆時点で100%の好評率を獲得するなど高く評価されている。ランダム要素もありつつ、理解しやすいシンプルなシステムにて、サイコロの出目をどのように使うべきなのかを考える戦略性の高さなどが評価されている。手描きイラスト調のかわいいグラフィックも好評のようだ。ボリュームの少なさを指摘する声もあるが、無料作品ということもあってか、不評が投じられるほどには至っていない。

ちなみに、本稿執筆時点でユーザーレビューの約半数は日本語で投稿されており、本作は日本で人気の様子。そうした状況を受けてか、本作はリリースの翌日にさっそく日本語表示に対応。当初は機械翻訳が使用され不自然な部分もあったようだが、1月15日に修正アップデートが配信された。『Helltaker』などの日本語翻訳を手がけた陽炎01型氏が、本作の日本語のチェックと再翻訳を担当したとのことである。

『BoardLand』は、PC(Steam)向けに無料にて配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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