パブリッシャーのNaconは1月12日、『Taxi Life: A City Driving Simulator』(以下、Taxi Life)を現地時間3月7日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。Steamストアページ表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
『Taxi Life』はドライブシミュレーションゲームだ。プレイヤーはバルセロナ市街を舞台に、タクシードライバーとなって業務をこなすことになる。街中でお客を拾い上げ、目的地まで送り届けることを目指そう。本作では交通がリアルに再現されるという。信号や速度制限などの交通ルールが存在し、渋滞や天気の変化なども発生する。また乗客からは、ラジオ局の変更など要望が飛んでくることもある。プレイヤーは運転手として最高のサービスを提供し、運賃と高評価を得ていくのだ。
本作ではタクシー車両に関してもリアルに再現。トレイラーでは車の方向指示器やサイドミラーを使っている様子が見られる。またプレイヤーは必要に応じてガソリンの給油や洗車、修理などをおこなう必要がある。車体がボロボロな状態であれば、タクシーの集客が悪くなってしまうようだ。さらにタクシー車両として操作可能な車には、ガソリン車や電気自動車、オートマチックやマニュアル車までさまざまな種類が存在。プレイヤーはお金を稼ぐことで新たな車を購入し、車体の色やアクセサリなど自由にカスタマイズすることが可能だ。
本作の舞台となるバルセロナは実物大スケールで再現されるといい、ゲーム内マップは全長460㎞におよぶそうだ。マップ各所にはバルセロナ凱旋門など、有名な観光名所も再現。これら新しい観光名所を見つけるたびに、プレイヤーは経験値を得る。経験値を使用することで、タクシー運転に役立つスキルを獲得することができるようだ。
ゲームを進めて利益を得ていくと、プレイヤーはタクシーの社員を雇うことができるようになる。志望者のプロフィールを見て採用し、社員をドライバーとして働かせて利益を得られるようになるのだ。各社員の運転車両や担当地域、勤務時間を指定することで、なるべく効率のいい経営をおこなっていこう。
本作を手がけるのは、ポーランドに拠点を置くSimteract。列車の運転操作など専門的な訓練シミュレーションソフトを開発してきたスタジオだ。2018年からは経験者を雇い、ゲーム開発に力を入れるようになったという。これまでには3Dで都市を生成するソフト「City Generator」や、交通シミュレーションソフト「Traffic AI」など独自のシミュレーションソフトを開発。本作の制作には、これらの独自ソフトが用いられているようだ。トレイラーではリアルな街並みの描写も見られ、同スタジオがこれまで培ってきた技術に裏打ちされているのだろう。
『Taxi Life: A City Driving Simulator』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに現地時間3月7日に発売予定だ。