NVIDIAのクラウドゲームサービス「GeForce NOW」ソフトバンク版3月29日にサービス終了へ。以降はKDDIのみが国内運営
ソフトバンクは1月9日、NVIDIAのクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」の提供を、3月29日をもって終了すると発表した。なお本日1月9日には、NVIDIAはイベントCESにおいてGeForce NOWに関する各種発表をおこない、このなかで同社は日本ではKDDIと提携し、新たに同サービスの提供を今春から開始すると告知している。
GeForce NOWは、NVIDIAが提供するクラウドゲーミングサービスだ。GeForce RTX 4080 GPUを搭載するサーバー側でPCゲームを実行し、ユーザーのPC/スマホ/タブレットとの間で操作入力とゲーム映像をやり取りすることで、同デバイス上にてゲームをプレイできる。GeForce NOW自体からはゲームは提供されず、SteamやEpic Gamesストアなど外部のデジタルストアと連携し、ユーザーがそれらのストアで購入し保有している対応PCゲームをクラウドストリーミングプレイできることが特徴だ。
日本では、ソフトバンクとau(KDDI)がそれぞれのプランにて2020年より運営。しかし今回ソフトバンクが撤退し、NVIDIAはKDDIと組んでサービス提供を継続するかたちとなった。また先述したCESでの発表では、これにあわせてGeForce NOWのUltimateプランの提供を、日本でも開始することが明らかにされている。現在海外で提供されている有料のUltimateプラン加入者向けには、高解像度・高fps・レイトレーシング適用といったグラフィックの向上や、サーバーへの優先接続、より長い連続プレイ可能時間などの特典が用意されている。
ソフトバンクが提供するGeForce NOW Powered by SoftBankの今後については、まず2月28日にフリープランの新規登録やプレミアムプランへの新規アップグレード、およびプレミアムプランへの課金の受付が停止。そして3月29日をもってゲームプレイやマイページへのログインも停止され、サービス終了となる予定だ。
なおNVIDIAによると、GeForce NOW Powered by SoftBankの加入者には、今春に再ローンチされるGeForce NOWへのスムーズな移行に役立つ特別オファーが提供されるとのこと。今後メールを通じて直接案内されるようだ。またKDDIが運営するGeForce NOW Powered by auの加入者は、引き続き同サービスを利用可能とのことである。
GeForce NOW Powered by SoftBankのサービス終了の詳細は、公式サイトでの発表を確認してほしい。