ショットガン・ロシアンルーレットゲーム『BUCKSHOT ROULETTE』流行り始める。謎のディーラーと命を賭けたギャンブル
インディー開発者のMike Klubnika氏は昨年12月29日、ロシアンルーレット・ホラーゲーム『BUCKSHOT ROULETTE』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(itch.io)。本作は、年が明けてから国内外でにわかに人気が高まっているようだ。
『BUCKSHOT ROULETTE』は、ロシアンルーレットを題材にしたホラーゲームだ。本作にてプレイヤーは、小汚いクラブのような施設にある一室を訪れ、免責同意書に署名したのち、奇妙なマスクを付けたディーラーとロシアンルーレットで勝負する。ロシアンルーレットというと、リボルバーに1発だけ弾を装填し、銃口を自らに向け引き金を引いて生き残りを賭ける、死と隣り合わせのゲーム。本作では、ショットガンを使っておこなわれる。
本作は3ラウンド制で進行。実弾と空の弾薬がさまざまな数のバランスで用意され、ランダムに装填される。そしてプレイヤーとディーラーが交互に、次は実弾だと思うなら相手に向けて、空の弾薬だと思えば自らに向けて引き金を引くのだ。そうしてすべての弾を撃ち終えると、また新たな組み合わせで弾薬が提供される。双方のキャラクターには体力があり、被弾しても電気ショックで無理やり起こされ、体力が尽きればラウンド終了。それでも輸血されて復帰し、どちらかがついに死ぬ最後のラウンドまで続けるかたちとなる。
本作にはサポートアイテムが存在し、ゲームを進めるなかで入手可能。たとえば、体力を回復するタバコや、ショットガンの砲身を切って威力を2倍にするノコギリ、次の弾薬が実弾かどうかを確認できる虫眼鏡、相手のターンを強制スキップさせる手錠などがある。これらを戦略的に使ってゲームを有利に運ぶわけだ。ただし、ディーラーもまたアイテムを活用してくる。
本作は、昨年12月29日にPC(itch.io)向けに配信開始。同ストアでは、本稿執筆時点で約600件の評価が投じられ、星5つの満点と好評を得ている。また、ストアページには2000件弱のコメントが投じられ、大きな注目を集めていることがうかがえる。ゲームプレイはもとより、独特の世界観や死と隣り合わせの緊張感を表現したビジュアルなども高評価に繋がっている様子である。
また本作における、ロシアンルーレットというショッキングかつランダム性の強いゲームと、アイテム使用による駆け引きの組み合わせは実況配信との相性が良いようで、配信人気も高まっているようだ。海外だけでなく、日本においても多数のチャンネル登録者数をもつ著名YouTuberやVTuberが配信している。ちなみにTwitchでの動向を見てみると、ちょうど年が明けた頃から配信チャンネル数も視聴者数も伸びていることが分かる(TwitchTracker)。TikTokといったプラットフォームでも人気が拡大されており、安価で入手しやすいことも踏まえて、今後も流行りは広まっていきそうである。
『BUCKSHOT ROULETTE』は、PC(itch.io)向けに配信中。1.2ドル(約170円)もしくはそれ以上の任意の価格にて購入可能だ。