SteamストアページにFPS向け「Boomer Shooter」タグ登場。『ULTRAKILL』や『DUSK』などオールドスクール/ハイテンポ系FPSの類似作品を探しやすく
Steamストアページにおける作品のジャンル・カテゴリを示すタグに、新たに「Boomer Shooter」が追加されたようだ。ゲーム開発者向けマーケティング情報などを提供するGameDiscoverCoの創設者Simon Carless氏が1月5日に報告し、注目を集めている。
Steamストアページの「タグ」とは、作品のゲームジャンルやゲーム内容のテーマなどを表す機能で、開発者やユーザーコミュニティによって定義されたタグが付けられる。たとえば、「アクション」「RPG」などのゲームジャンルや、「2D」「3D」といったグラフィックの違い、「マルチプレイヤー」や「コントローラー」に対応するのかどうか、また「かわいい」「笑える」「変態」といったゲーム内の雰囲気を表すものもある。実際にはこれら以外にも膨大な種類のタグが存在し、Steamストアではそうしたタグからゲームを検索し、好みのスタイルの作品を探すことができるわけだ。
今回そのタグの種類に「Boomer Shooter」が追加された。Boomer Shooterとは、正確な定義については諸説あるようだが、『DOOM』や『Quake』といった初期のFPSゲームの流れを汲む作品を表す言葉として使われることが多い。SteamにてさっそくBoomer Shooterタグが付けられた作品としては、『ULTRAKILL』や『DUSK』『Turbo Overkill』『Prodeus』『Ion Fury』『CULTIC』『HROT』などが挙げられる。レトロ風ビジュアルを採用する作品が目立つが、必ずしもそれが要件となっているわけではない。
FPSやTPSを含む「シューティング(Shooter)」関連のタグとしては、これまでは「見下ろし型シューティング」や「アリーナシューティング」「ツインスティックシューティング」「ヒーローシューター」「ルーターシューター」「レールシューティング」「脱出シューター」といったタグにて細分化されてきた。そこに、今回新たに「Boomer Shooter」が追加されたわけだ。
先に挙げたBoomer Shooter作品の多くは、いわゆるオールドスクールな雰囲気やハイテンポなゲームプレイなどの共通点があり、ひとつのジャンルを構成していることがうかがえる。また、ユーザーレビューにて「圧倒的に好評」や「非常に好評」ステータスを獲得する人気作品も増えてきており、そうした状況がタグ新設に繋がったのかもしれない。
SteamにてBoomer Shooterタグが付けられた作品は、こちらの専用ページからチェック可能だ。まだタグが追加されたばかりのため、今後さらに掲載タイトルが増えていくかもしれない。