Phoenixxは12月31日、探偵アドベンチャーゲーム『クイズ☆正解は一年後 presents あつしの名探偵』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、本日よりダウンロード版が配信開始されている。価格は1000円。また、数量限定のパッケージ版「コレクターズ・エディション」が2024年1月11日に発売予定となっており、こちらの価格は9900円(共に税込)。
『クイズ☆正解は一年後 presents あつしの名探偵』は、TBS系列にて2013年から毎年12月末に放送されているバラエティ番組「クイズ☆正解は一年後」の企画で誕生した探偵アドベンチャーゲームだ。同番組は、“今年起こりそうな事”の予想クイズを1月に収録し、年末まで約1年寝かせた映像を見ながら生放送で答え合わせをするという人気番組。本作では、年始におこなわれた番組収録にて凄惨な殺人事件が発生したという設定で、その全貌がレトロスタイルなコマンド式アドベンチャーとして描かれるという。
本作の舞台となるのは、ある日のTBSスタジオ。「クイズ☆正解は一年後」の収録直後、スタジオの裏でレイザーラモンRGが変わり果てた姿で発見される。そこで番組MCでもある探偵の田村淳が、灰色の脳細胞を活性化させて捜査に乗り出す。ゲーム内では、TBSをはじめとした番組おなじみの場所や出演者も多数登場。不可解な証言やアリバイのない不審な行動、右往左往する共演者たちなどがみられるなか、真相を突き止めることを目指す。
ちなみに発表によると、本作は演出の都合上“高難度・不親切”な作品になっているという。「理不尽かつ悪意のあるクリア条件などが多分に含まれますので、予めご理解の上、お楽しみください(ご購入後のクレームには応じかねますのでご注意ください)」とのことである。
開発のきっかけは、同番組恒例の「100万円チャンスクイズ」の企画。架空のファミコン向けのゲームを開発し、夏より10本のカセットを全国のゲームショップで1000円にて販売。そのゲームをクリアできたプレイヤーが何人いるかというクイズとなっていた。ゲームは10本すべて販売されたが、前述の難易度の高さもあってか2023年12月30日時点でクリア報告はなかったとのこと。そして12月31日に、本作がNintendo Switchでも遊べるようになったわけだ。同作をプレイしたロンドンブーツ1号2号の田村亮氏は、本作は面白かったがとても難しいとコメント。番組を長く追っているファンならばわかるような要素もあるとのこと。
本作の開発は、コマンド選択式旅情アドベンチャーゲーム『ミステリー案内』シリーズなどで知られるハッピーミールが担当。公開されたゲーム画面やキーアートから、本作はかつてナムコからファミコン向けに発売された『さんまの名探偵』をオマージュしていることがうかがえる。本作について「クイズ☆正解は一年後」の企画・演出・プロデューサー藤井健太郎氏は以下のようにコメントしている。
ゲーム作りはもちろん初めての経験でしたが、普段の番組作りとあまりその差を感じることなく作業をすることが出来ました。なので、普段僕の作る番組を楽しんでいただけている方には、同じように楽しんでいただけるゲームになっていることかと思います。
なお、本作の発売にあわせて「最速クリアキャペーン」が開催されている。ゲームクリア時に表示される、エンドロール最後の画面をスクリーンショットとして撮影し、キャンペーンサイトにて応募するかたち。最速クリア者1名には、出演者 サイン入りスペシャルカートリッジ(FC互換機対応・非売品)がプレゼントされる。応募受付期間は2024年1月31日23時59分まで。詳細は公式サイトを確認してほしい。
数量限定のパッケージ版「コレクターズ・エディション」には、限定の「虎の巻・必勝攻略本」やサウンドトラックCD、シリアルNo入り探偵カード、レトロゲーム風パッケージキットなどが同梱。番組ロゴが大々的に施された限定だるま缶に、ゲームソフトと共に封入される。
『クイズ☆正解は一年後 presents あつしの名探偵』は、Nintendo Switch向けにダウンロード版が配信中。そして数量限定のパッケージ版「コレクターズ・エディション」は2024年1月11日に発売予定だ。パッケージ版は、ハピネット・オンラインにて現在予約受付中である。
また本日12月31日10時から、同パッケージ版の先行販売イベントが、ビックカメラ有楽町店 1階特設イベント会場にて実施される。会場には番組MCの枡田絵理奈さんも登場し、300本限定で先行販売されるとのことだ。