Gotcha Gotcha Gamesは12月14日、ゲーム制作ツール「RPG MAKER WITH」を2024年4月11日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。価格も発表され、同作の通常版は税込8580円になるとのこと。
「RPG MAKER WITH」は、Nintendo Switch向けに発売される「RPG Maker(ツクール)」シリーズ最新作である。Maker(ツクール)シリーズは、1990年より開発が続けられてきた、ゲーム制作ソフトだ。プログラミング知識やデザインスキルがなくとも、RPGが作れるツールである。
「RPG MAKER WITH」では、Nintendo Switchがあれば誰でも簡単にゲームが制作できるという。システム面では、家庭用ゲーム機向けにマップ制作をチューニング。新マップエディタで画面を広く使えるほか、直前に使用したタイルがパレットに表示されるとのこと。また画面の切り替えもスムーズに。マップエディタとデータベースエディタ、そしてイベントエディタの行き来がショートカットでスムーズになっているそうだ。
そして本作の最大の目玉はアセットシェアリング機能だ。ゲームを共有する機能とは別に、制作したパーツ(アセット)をネットで公開したり、あるいはネットで公開されているパーツを自作ゲームに取り入れることができる。
これまでは機能概要が明かされるのみであったが、今回はアセットシェアリングの詳細な仕様について公開された。仕様を以下に羅列する。
・アセットシェアリングには投稿と保存が存在
・アセットにはいいねをつけることができ、アセットの種別やいいね数でソートが可能
・アセットシェアリングでは「マップ」「データベース」「コモンイベント」が共有可能
・マップは、マップエディタで制作したもの。最大16個までのマップを、ひとつのアセットとしてまとめて投稿・保存可能
・データベースでは、データベースエディタで編集できるデータのうち、「スキル」「アイテム」「武器」「防具」「敵キャラ」を投稿・保存可能
・コモンイベントは、作成イベントをひとまとまりにしたもの。ひとまとまりを1アセットとして投稿・保存可能
・アセットは全部で64まで保存可能
以上となる。アセット保存は当然ながら制限があるので、どこまで他者アセットを使うか、どの領域にリソースを振り分けるかなど、いろいろ考えることになりそうだ。
なお、今回の発表では開発元がジュピターであることも発表されている。同社は『ピクロス』系作品を多く手がけているほか、かなり多彩なゲームを手がけている。その中には『ラノゲツクール』『RPGツクール フェス』も存在。ツクール系ツール開発経験もあるほか、実績あるスタジオであることから、作りやすいツールに仕上がっていることに期待したい。
「RPG MAKER WITH」は、2024年4月11日に発売予定だ。通常版のほか、過去の「RPGツクール」素材含むコンテンツをセットにした追加コンテンツも用意されており、それらのセットなども発売予定だ。詳細は公式サイトをチェックあれ。