Nintendo Switch『スーパーマリオRPG』最新アプデで進行不能バグ修正。パタパ隊問題修正ほか、マリオが永遠に驚き続ける不具合修正

 

任天堂は12月13日、『スーパーマリオRPG』のアップデートVer. 1.0.1を配信した。同アップデートでは、かねてから告知されていたものを含めてさまざまな進行不能バグが修正されている。


『スーパーマリオRPG』のは、スーパーファミコン向けに1996年に発売された同名作品のリメイク版となる。舞台は『スーパーマリオ』シリーズの世界。あるとき空に巨大な剣があらわれクッパ城めがけて落下し、人々の願いをかなえるスターロードが壊されてしまう。散り散りになった欠片はスターピースとなり、世界中に散ってしまった。マリオはクッパやピーチのほか、マロや、ジーノと共に各地を冒険。スターピースを集めて願いのかなう平和な世界を取り戻すことを目指す。

リメイク版においては、オリジナル版のシステムをベースに追加要素などをほんのり盛り込みつつ、ビジュアルやサウンドを現代向けにリメイク(サウンドはオリジナル版のものを選択可能)。作品の魅力やテイストは据え置きに、今風に作り直しているわけだ。


同作はレビュー集積サイトMetacriticメタスコア/ユーザースコアで83を記録。安定した評価を獲得している。一方で任天堂公式はかねてから進行不能バグについて告知しお詫びしていた。それが「パタパ隊バグ」である。本作ではゲームの終盤の進行の上で、モンスタウンでモンスターばあさんに話かけ、パタパ隊が登場するフラグを立てる必要がある。そのフラグを立てればカントリーロードの砂漠の奥の崖にパタパ隊が出現。彼らの背中をのぼっていくことで、ビーンズバレーに進むことができるわけだ。

しかし「パタパ隊バグ」が発生すると、フラグを立ててカントリーロードに行ってもパタパ隊が現れなくなる。このバグについては、キノコ城に行くというやや不思議な対処方法はあったものの、イベント自体が、何が起こっているかはっきりわからないシュールなイベントゆえに、初見で遭遇するとかなり焦るものがあるだろう。慌ててもう一度モンスタウンに戻ってしまうかもしれない。しかし今回のアプデでそれらが解消された。

 


進行にまつわるバグはほかにもあったようで、キノコ城でバトルが続いてゲームが進行しなくなるバグが修正。また「マリオが驚いたままゲームが進行しなくなる系バグ」もいくつかあったようだ。「メリー・マリー村でのイベントの最中に、マリオが驚いたまま、ゲームが進行しなくなることがある不具合」や、「ちんぼつ船の大砲が多数あるエリアで、マリオが驚いたまま、ゲームが進行しなくなることがある不具合」も修正されている。マリオが永遠に驚き続ける次元から抜け出せたのは喜ばしい。

いずれにせよ、遊びやすく評価の高い『スーパーマリオRPG』がより安心してプレイできるようになった。もうパタパ隊の出現可否に怯える必要はない。詳しくはパッチノートを見てほしい。

『スーパーマリオRPG』リメイク版はNintendo Switch向けに発売中だ。