不穏サイケローグライクシューティング『Picayune Dreams』Steamで好調スタート。物語の謎を暴きつつ、宇宙空間で大群倒し弾幕系ボス戦に挑む
パブリッシャーの2 Left Thumbsは12月5日、『Picayune Dreams』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、330件中99%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、好調なスタートを見せている。
『Picayune Dreams』はローグライクシューティングゲームだ。プレイヤーはサイボーグのような見た目の少女となり、宇宙空間で敵と戦うことになる。大量に押し寄せてくる敵を倒しながら、ボス戦に備えてキャラの強化を目指していくのだ。また本作にはアドベンチャーパートが存在し、2DRPGのような形式でストーリーが展開。不穏な雰囲気のなか、本作の背景に潜む謎を暴いていく物語も描かれるようだ。
本作のゲームプレイでは、カーソルを敵に合わせて自動発射される銃で攻撃していく。敵を倒して経験値を獲得すると、アップグレードを取得することが可能。ランダムに3つ提示される中からひとつを選択でき、新たな武器や基礎性能向上アイテムなどを得ることができる。なおアップグレードアイテムの説明欄では、プログラミング言語の風の表記がおこなわれている。一見分かりにくいが、筆者が実際にプレイを重ねていく中では判別することが可能だった。
ステージには制限時間が存在し、時間に達するとボス戦へと移行する。制限時間はゲーム画面左上の「MORTALITY」で表現され、これが一定値になるとボスが登場する。ボス戦ではゲームプレイが弾幕シューティングへと変化。密度の濃い弾幕を避けながら、ボスへと攻撃を当てていくのだ。プレイヤーキャラの体力が0になると最初からやり直しとなる。なおプレイを重ねていくとスキルポイントを獲得でき、スキルツリーで恒久的な強化を得ることが可能だ。
本作は12月5日にSteamでリリースされた。発売後にはさっそく200人以上のプレイヤーが集まり、311人の最高同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。小規模デベロッパーの作品としてはかなりの盛況だ。また本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、330件中99%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。やり応えのあるゲームプレイだけでなく、アドベンチャーパートや、プログラミング風の説明欄などユニークな表現が評価を受けているようだ。またゲーム内で流れるサイケかつハイテンポなBGMも高評価の一因となっている様子だ。
本作は個人開発者のAndyland氏を含む3名によって手がけられている。本作は2022年9月ごろに発表され、今年1月24日には無料デモ版が公開。そしてこの度正式にリリースされたかたちとなる。売れ行きがよければ、今後本作にコンテンツの追加がおこなわれる予定とのこと。なおSteamストアページよると、本作はさまざまなゲームから影響を受けているとのこと。『Vampire Survivors』や『ゆめにっき』、「東方Project」などそれぞれのゲーム要素が参考にされているそうだ。
『Picayune Dreams』は、PC(Steam)で発売中だ。