母子のゾンビサバイバル『Undying(アンダイイング)』PC版正式リリース。日本語訳も改善され、生き残った母子の“結末”が明らかになる

パブリッシャーBeep Japan/SkystoneとデベロッパーのVanimalsは12月7日、アドベンチャーゲーム『Undying(アンダイイング)』を正式リリースした。

パブリッシャーBeep Japan/SkystoneとデベロッパーのVanimalsは12月7日、アドベンチャーゲーム『Undying(アンダイイング)』を正式リリースした。対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア)。価格は税込2050円で、Steamでは12月15日まで20%割引となる税込1640円で販売中だ。なお、本作のNintendo Switch版は2024年春の発売を予定している。

『Undying』は、ゾンビがはびこる世界を舞台にしたサバイバルRPGだ。ゾンビに噛まれてしまった母アンリンは、自身がゾンビと化して自我を失うのは時間の問題だった。一刻の猶予も亡くなった彼女は、息子のコーディがゾンビアポカリプスの中でひとりでも生き延びられるようにするため、彼を守りながら、さまざまな生きるための術を教えこんでいく。

本作は、息子のコーディを連れたアンリンを操作し、サバイバル生活をおこなっていく。アンリンが人間として自我を保っていられる時間には制限がある。限られた時間の中でアンリンが母としてサバイバルのお手本を見せ、コーディに生きるためのさまざまなスキルを習得させていくことが、本作の目標のひとつであるわけだ。


母子がゾンビのはびこる世界で生き残るため、時にはゾンビに立ち向かわなければいけない場面も訪れる。サバイバルの中で材料を集めることで、アンリンはダガーのような近接武器や銃器類などをクラフトすることが可能だ。武器がなくても、ステルスでテイクダウンをおこなうこともできる。

また、本作はローグライト要素を導入している。ゲームを始めるたびにマップが変化。そのため毎回のプレイごとに違った状況が訪れ、持ち物とその場の状況に応じて、どう行動するかの判断が求められる。毎回の展開が変化するため、リプレイ性も備えたゲームである。


『Undying』は2021年10月19日よりSteamにて早期アクセス配信を開始。2年以上を経て正式リリースへと至った。Steamストアページのすべてのレビューにおいて、本稿執筆時点で932件中85%の好評を獲得し、「非常に好評」のステータスを獲得している。

本作に向けては、このたびの正式リリースに伴い、バージョン1.0アップデートがおこなわれている。まずは、ゲームがエンディングまでプレイできるようになった。早期アクセス版ではゲーム内の時間で30日を迎えると終了となっていた。ゲーム内の時間は正式リリース版で延長され、アンリンとコーディの物語の結末が見られるようになっている。

そして早期アクセス版の時点で、少ない不評の理由のひとつとして挙げられていた不自然な日本語ローカライズについては、正式リリースで改善。一部はまだ機械翻訳であるという指摘が見られるものの、開発側は現在日本語ローカライズのブラッシュアップを続けていると発表しているため、いずれは改善されるものと思われる。


『Undying』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売中。Nintendo Switch版は2024年春リリース予定だ。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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