ゾンビサバイバルゲーム『7 Days to Die』開発元のシニアプログラマーが交通事故により逝去。突然の訃報に惜しむ声が続々寄せられる

 

ゾンビサバイバルゲーム『7 Days to Die』の早期アクセス配信を実施中のデベロッパーThe Fun Pimpsは12月7日、シニアプログラマーを務めるRobert Dishong氏が先週金曜日に亡くなったことを明らかにした。交通事故が原因とのこと。

Robert Dishong氏は、ソフトウェアエンジニアなどとして他業種で経験を積んだのち、2013年9月にThe Fun Pimpsに入社。当時の同スタジオは、ゾンビサバイバルゲーム『7 Days to Die』のKickstarteキャンペーンを成功させた直後。これから本作の開発を本格化させていくというタイミングで加入し、シニアプログラマーとして活躍してきた人物だ。本作の開発においてDishong氏はデザインから実装までをこなし、RWG(Random World Generation・ランダム生成マップ)システムも同氏が手がけたものだという。

これまで約10年にわたり『7 Days to Die』に携わってきたDishong氏は、交通事故に遭いその際に負った傷が原因で、先週金曜日に亡くなったとのこと。今回の発表に対しては、The Fun Pimpsの共同設立者Joel Huenink氏がDishong氏との別れを惜しむコメントを投稿。また、本作のファンからも多数のコメントが寄せられている。


『7 Days to Die』は、終末世界を舞台にするゾンビサバイバルゲーム。プレイヤーはオープンワールドのマップにて、探索や採鉱、クラフト、建築などをこなし、生き残りをかけてゾンビと戦う。また本作はマルチプレイに対応し、ほかのプレイヤーと協力して拠点を構築したり、あるいは敵対するプレイヤーの拠点を襲撃したりといった要素もある。

本作は2013年12月にSteamにて早期アクセス配信が開始され、のちにXbox Oneおよび海外PS4向けにもリリース。Steamでは、これまでに約20万件ものユーザーレビューが投稿され、本稿執筆時点でその内の88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また、これまでに1600万本以上を売り上げているという。

なお本作は、現在も各プラットフォームでの早期アクセス配信を続けながら開発が進められている。今回、主要スタッフであるRobert Dishong氏が亡くなったことが、開発に影響を及ぼすことになるのかどうかは不明。The Fun Pimpsは、今後何らかの続報を伝える予定であるとだけコメントしている。

『7 Days to Die』は、PC(Steam)/Xbox One向けに早期アクセス配信中だ。Xbox Game Pass向けにも提供されている。