『Dead by Daylight』の世界を舞台にしたスピンオフホラーゲーム『The Casting of Frank Stone』発表。“霧の森”の外で巻き起こる、ある殺人鬼にまつわる物語

 

カナダのゲームスタジオBehaviour Interactiveは12月8日、ホラーアドベンチャーゲーム『The Casting of Frank Stone』を発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)およびPS5/Xbox Series X|S。発売は2024年を予定している。

『The Casting of Frank Stone』は、物語を主体としたホラーアドベンチャーゲームだ。本作はマルチプレイのサバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』と同じ世界が舞台となっているスピンオフ作品である。『Dead by Daylight』が霧の森(エンティティ領域)が舞台であるのに対し、『The Casting of Frank Stone』は、霧の森の外で起きる出来事が描かれる。

『The Casting of Frank Stone』の物語が展開するのは、オレゴン州シーダーヒルズ(Cedar Hills)の小さな町。その町には、残酷な殺人鬼として知られるフランク・ストーン(Frank Stone)の凄惨な犯行によって変わり果てた過去があった。彼が残した爪痕は、今も町に残り続けている。そんななか、プレイヤーは若者たちのグループに加わり、フランク・ストーンの真実へと近づいていく。


本作においては、プレイヤーは登場人物の運命やストーリーを左右するさまざまな選択をしながら、壮大なミステリーに挑んでいくことになる。選択は常にリスクと隣り合わせの判断を迫られ、何気ない選択でも後々取り返しのつかない結果をもたらすこともあるそうだ。また、フランク・ストーンの真実に近づくことで、血に染まった過去が若者たちに牙を剥くという。殺人鬼にまつわる物語ということで、『Dead by Daylight』のようなグロテスクな展開も待ち受けているようだ。

なお、『The Casting of Frank Stone』は本作オリジナルキャラクターたちによる物語が描かれるという。霧の森の外の出来事ということではあるものの、『Dead by Daylight』と同じ世界ということで、作中で邪神として描かれているエンティティが何らかのかたちで関わってくるかもしれない。ちなみに、本作の発表に合わせて公開されたトレイラーでは、『Dead by Daylight』のゲーム中でお馴染みのフックや、鎌状の腕のようなものが生えた何らかの存在の絵が描かれたノートなどが映り込んでいる。こうした要素からも、世界観の強い繋がりがうかがえる。


『The Casting of Frank Stone』は、イギリスのゲーム開発スタジオSupermassive Gamesが開発を担当。Supermassive Gamesは、『UNTIL DAWN -惨劇の山荘-』や『The Dark Pictures』シリーズ、『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』など、数々のホラーゲームを手がけてきたスタジオである。Behaviour InteractiveとSupermassive Gamesがタッグを組んだ『The Casting of Frank Stone』がどういった作品になるのか、続報を待ちたい。


『The Casting of Frank Stone』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、2024年発売予定。