個人ゲーム開発者のつばさ氏は12月5日、アクションゲーム『ゆきうさ』の無料配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『ゆきうさ』は、雪ウサギを操作してステージの上を目指していく登山系アクションゲームだ。雪ウサギのゆきうさの基本的なアクションは、キーボードのAキーとDキーで左右移動、左クリックで低いジャンプ、右クリックでパリィ(大ジャンプ)となっている。シンプルな操作でプレイできるゲームであるものの、ゆきうさを思ったとおりに操作するためには慣れが必要になるだろう。
ゆきうさが登っていくステージは、冬らしさとかわいらしさを感じるデザインとなっている一方で、狭い足場や崩れる足場、動く足場などのギミックが行く手を阻む。慣れが必要なゆきうさの操作と相まって、かわいらしい見た目に反して難度の高い作品となっている。開発者自ら“苦行系ゲーム”と銘打つだけあって、クリアするには相当のやりこみが必要そうだ。
なお、本作には苦行を和らげてくれる機能も用意されている。ゆきうさには残機があり、残機を消費することでリスポーンすることが可能。リスポーンをおこなうことで中間地点からのやり直しとなる。ミスをした直前からの再スタートというわけにはいかないものの、いわゆる登山ゲームで味わわされる絶望感をいくらか軽減してくれるシステムである。とはいえ、残機がない場合は地道に落下地点から元の場所を目指さなければいけない。もしものときのために、ヒイラギの実や雪の結晶を集めて残機を増やしながら進めていくのが良さそうだ。
『ゆきうさ』を手がけたつばさ氏は、大学院生をしながらゲーム制作をおこなっているそうだ。『JunkKing』など、自身が過去に手がけたゲームをWeb上で公開中だ。『ゆきうさ』をプレイして気になった人は、つばさ氏のX(旧Twitter)を確認してみるといいだろう。
『ゆきうさ』は、PC(Steam)向けに無料配信中。