『F-ZERO』風SFレースゲーム『Star Racer』正式発表。反重力マシンを駆ってエネルギーを削り合うレースバトル、独自コースもつくれる
デベロッパーのWhatnot Gamesは11月29日、レースゲーム『Star Racer』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。配信時期としては2024年3月が想定されているようだ。
『Star Racer』は、ドット絵ビジュアルが採用されたレトロスタイルのSFレースゲームだ。クラシック作品の雰囲気と現代の感覚を融合させると説明されており、開発元から明言はされていないものの、任天堂の『F-ZERO』などから影響を受けている模様である。また、かつてRareにて『バンジョーとカズーイの大冒険』などに携わり、最近では『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『Yooka-Laylee』などに楽曲提供しているGrant Kirkhope氏が、本作の楽曲を手がけるという。
プレイヤーの反重力マシンには、最高速度や耐久力、グリップ性能、ブースト性能などのステータスバランスの異なる複数の車種が用意。そして銀河系を舞台にしたさまざまなコースにて、計20台のマシンが参戦するレースを繰り広げることとなる。ゲームモードには、複数のレースを勝ち抜くグランプリのほか、最大4人でのローカルマルチプレイや、タイムトライアルも収録される。
マシンにはエネルギーゲージがあり、敵車からの攻撃やコース上の障害物などによりダメージを受けると減少し、ゼロになるとKOとなって脱落。ピットゾーンを通過したり、敵車をKOしたりすることでゲージを回復できる。エネルギーゲージはブースト使用時にも消費するため、上手くバランスを取ることが求められそうだ。
また、カプセルの保有数を示すゲージも存在する。カプセルとは、敵車を攻撃する際に使用するもの。本作では、コースが途切れた場所を飛行して進むセクションがあり、そこではシューティングゲームのように前方の敵車をミサイルで撃つことができる。また、コース上では接近した敵車にスピンアタックが可能だ。カプセルの補充は、コース上に配置されたアイテムを獲得することでおこなえる。
本作には、オリジナルのコースを作成できるトラックエディタも搭載。コースレイアウトでは、道幅や傾きなども細かく調整でき、また各種障害物や特殊な路面、ジャンププレート、ダッシュプレートなども自由に配置できる。このほか、マシンの見た目をカスタマイズできる、デカールやペイントのアンロック要素も用意されるとのこと。
『Star Racer』は、PC(Steam)向けに開発中だ。Steamでは現在体験版が配信されている。なお、本作に関しては現在Kickstarterにて開発費を募るクラウドファンディングが実施されており、それによると2024年3月のリリースが計画されているようだ。
またKickstarterにてストレッチゴールを達成した場合、マシンやキャラクターの追加、作成したコースのオンライン共有機能の実装、Mod対応、オンラインマルチプレイモードの追加、各コンソールへの移植などが実現する予定。興味のある方はキャンペーンページをチェックしてみてはいかがだろうか。