個人開発者のFishlickaは11月23日、『Juice Galaxy』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC（Steam/itch.io）。さっそくSteamのユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得するなど、好調なスタートを見せているようだ。
『Juice Galaxy』はアクションRPGだ。プレイヤーは奇妙な人型の生き物となって、サイケデリックな世界を探索する。ゲームに登場するキャラクターはすべてが奇妙であり、動きもフニャフニャ。プレイヤーは脱力アクションを駆使してそんな世界を駆け巡り、ストーリーを進めていくことになる。なおゲーム開始時、プレイヤーは自分のキャラクターを自由に作成することが可能。配色や体のバランスなどを調整でき、自分好みの奇妙な形を追求することもできる。
本作のゲームプレイではフィールドを探索しつつ、三人称視点で物理演算ベースの戦闘をおこなう。プレイヤーは武器を手に持つことで対応するアクションが可能。カメラやキャラを操作して近接武器を振り回したり、照準を合わせて射撃武器で攻撃したりすることができるのだ。敵を倒すと、プレイヤーステータスの強化に使える「Juice」を獲得。最大体力や素早さなどを上昇させることも可能だ。また基本アクションとして空を飛ぶこともできる。これらを駆使してより強大な敵に挑んだり、あちこちを巡ってみたりと、思うままにサイケな世界を楽しもう。
本作は11月23日に早期アクセス配信を開始。Steamではリリース開始後すぐさま150人以上のプレイヤーが集まり、最大同時接続プレイヤー数はピーク時で180人を記録した（SteamDB）。また本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、185件中99％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。脱力アクションや多様な戦闘要素、Juiceを中心とする奇妙な世界観などが評価を受けているようだ。無料ゲームとは思えないクオリティとも評価されている。
Steamストアページによると、本作の早期アクセス期間はおよそ1年半を予定。現段階ではゲームのストーリーの一部は完成しており、基本的な機能もほとんど実装されているとのこと。今後はゲームバランスの調整やModサポートの確立、ストーリーコンテンツの追加などの開発が進められていくようだ。なお正式リリースを迎えても、本作は無料で配信し続けることを予定しているという。コンテンツの追加は有料DLCというかたちでおこなわれるようだ。
本作を手がけるのは個人開発者のFishlicka氏だ。本作は2020年3月にitch.ioでv0.0.1としてリリースされた。以来こまめにアップデートが配信され、ゲーム内要素の追加や基本システムの改善などがおこなわれてきた。そしてこのたびv0.2.7としてSteamにも対応し、早期アクセス配信が開始されたかたちとなる。これからの継続的なアップデートにも期待ができるだろう。
『Juice Galaxy』は、PC（Steam/itch.io）向けに早期アクセス配信中。Steamでは無料で、itch.ioではユーザーが価格を決めるName your own price方式で配信されている。
