いま勢いに乗る国内ゲーム会社バイキングの新人研修ゲーム『Parry Robot』がSteamに登録。UE用いたパリィ特化ロボアクション


ゲーム開発会社のバイキングは11月20日、3Dアクションゲーム『Parry Robot』のストアページをPC(Steam)にて公開した。配信日は未定。本作は、同社の新人研修にて制作されたゲームとのこと。


『Parry Robot』は、小型稼働ロボ「PAR 12-H」を操作して戦う3Dアクションゲームだ。多くの生命体が地上から姿を消した、数世紀先の荒廃した世界を舞台とし、PAR 12-Hは目的なき浮浪の旅を続けてる。そして偶然訪れた廃工場で、謎の巨大ロボ「TB 001-L」に遭遇する。

PAR 12-Hは機敏な動きが特徴で、ビームサーベルのような武器をもつ。一方のTB 001-Lは、全身が鉄鋼で構成されているうえ、一撃で致命傷を与えられるほどの驚異的な破壊力を秘めている。プレイヤーは、移動・ジャンプ・通常攻撃・パリィという4つのシンプルな操作で、TB 001-Lに立ち向かうこととなる。


本作にはParryシステムが用意され、TB 001-Lの攻撃にあわせてパリィボタンを押すと発動。すると相手の攻撃を完全に無力化して、攻撃のチャンスを生み出せる。また同時に、HP回復と攻撃力上昇の効果が付与される。さらに、ジャストパリィに成功するとダメージ量が倍増。ボスは強制的にダウン状態へ移行し、大ダメージを与えるチャンスが生まれる。

本作では強大な敵を相手に、いかにパリィを成功させていくかに特化したゲームプレイが採用されている模様。また撃破までのタイムを競うタイムアタック要素も用意されており、タイム短縮にもパリィを数多く決めていくことが求められるだろう。


本作の開発元バイキングは、『マジシャンズデッド』や『Abyss Memory 飛べない天使と魔法の線』といったオリジナル作品を手がけているほか、『ガンスリンガー ストラトス』シリーズや『機動戦士ガンダム 戦場の絆Ⅱ』『僕のヒーローアカデミア One’s Justice』などの開発を担当したデベロッパーだ。また現在は、『呪術廻戦 戦華双乱』をジェムドロップと共同開発中。

同社では昨年、新人研修で制作したゲームをリリースする「Byking RooKIES」というプロジェクトを立ち上げており、本作『Parry Robot』はその第2弾展開作品のひとつになるようだ。昨年は、トレイラーの視聴回数やSNSでのいいね数などの条件を達成した5タイトルが、Steamでの無料リリースにこぎつけた。今回もまた何らかの条件が用意されるのか、あるいはすでにリリースが決定しているためストアページが公開されたのかは不明だが、近く正式に発表されることだろう。

『Parry Robot』は、PC(Steam)向けに開発中だ。