映画スタジオ経営シム『Hollywood Animal』発表。映画作り、役者交渉からマフィア付き合いまで、あの手この手で銀幕支配

 

デベロッパーのWeappy Studioは11月8日、『Hollywood Animal』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2024年に発売予定だ。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。


『Hollywood Animal』は、映画スタジオ経営シミュレーションゲームだ。舞台となるのは1920年代のハリウッド。プレイヤーはあるスタジオの経営者となり、映画ビジネスをおこなうことになる。企画からディレクション、配給に至るまで映画制作の全行程を取り仕切る。そして自分好みの映画スタジオを運営し、成功へと導くのだ。定番大作映画でヒットを連発したり、前衛的な映画作品で受賞を狙ったりすることも可能だ。


本作でプレイヤーは映画製作の全工程に関わり、それらを管理・実行することになる。企画段階では、プレイヤーが自由に映画の内容を決めることができるようだ。具体的には、まず「ロマンス30%・アクション70%」という風にジャンルを指定。そして舞台や主人公、敵や劇中の出来事など、大まかな内容を用意されたカードの中から選択していく。企画が出来上がれば脚本家に制作を依頼し、俳優のキャスティングなどもおこなえる。

また映画製作中において、スタッフの割り当てやスケジュール管理もプレイヤーの仕事となる。撮影時間はプレイヤーが設定可能で、休日無しで毎日16時間ぶっ続けで撮るといった荒業も可能なようだ。

本作ではプレイ中にイベントが発生することもある。役者とディレクターが喧嘩したり、役者に借金の取り立てがやって来たりなど、さまざま内容が存在しているようだ。イベントではいくつか選択肢が提示され、その中から一つ選ぶという仕組み。ビジネスに影響がないように賢い選択をすることが求められるだろう。


またハリウッドに暮らすNPCたちと友好関係を築けば、プレイヤーに協力してくれる様子。協力内容はNPCによって変わり、映画の宣伝や融資、スタジオの警護などが存在している。一方、マフィアと協力関係を築くなど、プレイヤーは汚いことに手を染めることもできる。デモをおこなわせたり、映画製作を妨害したりするなど、競合スタジオの邪魔をすることなどが可能。本作ではさまざまな人と交流・交渉し、バランスの良いビジネス関係を築いていくことが重要となりそうだ。このほか本作には、建設や資源管理要素なども用意されているとのこと。

本作を手がけるのは、キプロスに拠点を置くWeappy Studioだ。過去には、汚職警官ストラテジー『This Is the Police』シリーズなど計3作品をリリースしている。過去作品では、主に警察官に指示を出すゲームプレイが展開されてきた。一方、本作では打って変わって映画スタジオというテーマで、多くの制作スタッフを管理することになる。これまでのストラテジーゲーム開発で得たノウハウが、本作の経営シム要素に活かされるかたちなのだろう。

『Hollywood Animal』は、PC(Steam)向けに2024年発売予定だ。