時間操作アクションパズル『Braid, Anniversary Edition』来年4月30日配信へ。傑作『Braid』のリマスター版、新規パズルなど収録


ゲームクリエイターのJonathan Blow氏は11月10日、アクションパズルゲーム『Braid, Anniversary Edition』を2024年4月30日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPCおよびPlayStation/Xboxプラットフォーム。また、iOS/Android版がNetflix加入者向けに提供される。

『Braid, Anniversary Edition』は、2008年にリリースされたアクションパズルゲーム『Braid』のリマスター版だ。本作にてプレイヤーは主人公のティムとなり、さらわれたお姫様の救出を目指して冒険する。ティムは時間を操れる能力をもっており、横スクロールアクションで進むステージには、時間操作を駆使して攻略するパズル要素が存在する。

時間操作能力では、たとえば時間を巻き戻すことで、通常は通れない場所を突破できるようになる。ミスを帳消しにすることも可能だ。また、ティムの動きと時間が連動する場面も存在。ティムが左に行くと時間が戻り、右へ歩くと時間が進み、立ち止まると時間が静止するといった格好だ。こうした時間をテーマにしたゲームプレイは、本作の物語面にも関係する要素となっている。


今回のリマスターにおいては、オリジナル版のアーティストを務めたDavid Hellman氏の手により独特の絵画風ビジュアルが描き直され、解像度は4K以上に対応。公開されたトレイラーではオリジナル版との比較が紹介されており、キャラクターのアニメーションも改善したと説明されている。また、サウンドエフェクトを含むオーディオ面も刷新され、楽曲はリミックス版が追加収録。新たなパズルも追加されるとのこと。

さらに、15時間以上にわたる開発者コメント音声も収録されるという。Jonathan Blow氏へのインタビューという形式で収録され、ゲーム内の250箇所以上のオブジェクトにて、開発背景などの関連するコメントが聴けるそうだ。また、オリジナル版の開発過程を示すアートギャラリーも用意される。

本作のオリジナル版は、当時ユーザー・メディア双方から高い評価を獲得。2006年のIndependent Games Festivalでは、Excellence in Designを受賞した。そして開発者のJonathan Blow氏は、のちにリリースした『The Witness』でも成功を収めている。『Braid』のリマスター版は2020年に開発中であることが報告され、当時は2021年発売予定とされていたが、今回ついに配信日が発表されることとなった。

『Braid, Anniversary Edition』は、PCおよびPlayStation/Xboxプラットフォーム、iOS/Android(Netflix加入者)向けに、2024年4月30日配信予定だ。Mac/Linux版も後日配信されるとのこと。

なお、オリジナル版である『Braid』は、現在PC(Steam/GOG.com)/Xbox 360(後方互換機能対応)向けに配信中。Jonathan Blow氏によると、Steam版所有者向けに『Braid, Anniversary Edition』を割引価格で販売することを計画しているそうだ。