日本の庭造りシム『Niwa – Japanese Garden Simulator』発表。庭師として京都を巡り、坪庭から枯山水までを手がける

 

デベロッパーのNiwa Studiosは11月5日、庭造りシミュレーションゲーム『Niwa – Japanese Garden Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信日は未定。早期アクセス配信を通じて開発される計画となっている。


『Niwa – Japanese Garden Simulator』は、日本の京都を舞台に庭造りをおこなうシミュレーションゲームだ。プレイヤーはとある造園会社の新入社員となり、庭造りや庭の修復などの仕事をこなしながら、段階的にスキルを磨いていく。手がける庭の種類としては、個人の坪庭から苔庭、また一般公開されている寺院の枯山水まで、さまざま用意されるという。

公開されたスクリーンショットによると、京都市内の特定のロケーションから選択してプレイすることになる模様。そのなかには、瑞峯院や龍安寺といった実在の寺院と思しきステージも確認できる。いずれも立派な石庭があることで有名な寺院だ。本作では、そうした著名なロケーションをモチーフにした庭が用意され、庭師として管理するだけでなく、自分なりに作り変えることもできるとのこと。


庭造りにおいては、地面や樹木、石、灯篭などのカテゴリ別に作業していくことになるようだ。地面に対しては、地形を変えたり、苔や砂利などを敷き詰めたりといったことが可能。砂利ひとつをとっても、色味の異なる複数の種類が用意されるなど、細かく作り分けることができる模様である。また、レーキを引いて枯山水の砂紋を作ることもできる。

庭木や庭石においても、多種多様な種類や形状、大きさのものが用意。それらも自由に配置することができるのだろう。またスクリーンショットでは、そうした素材ごとに価格が設定されていることが確認できる。現時点では詳細は不明ながら、あらかじめ予算が設定されるのか、あるいは仕事をこなして稼いだお金の範囲内で購入することができるのかもしれない。

このほか、本作にはフォトモードも実装予定。フォトモードにてリアルな庭の写真を撮影できるように、庭木や庭石などのビジュアルにはこだわっているそうだ。


早期アクセス配信開始時点では、チュートリアルを含む4ステージが収録される予定。そしてさらに開発を進めるなかで、さらなるステージや、天候の変化、季節ごとのカスタマイズ要素などのコンテンツが追加される。また、主人公キャラクターやゲームモードなどを追加する可能性もあるとのことだ。正式リリースまでは1年程度の期間が想定されている。

『Niwa – Japanese Garden Simulator』は、PC(Steam)向けに開発中。早期アクセス配信開始時期は未定だ。