Nintendo Switch版「Twitch」アプリ、サポート終了へ。2024年1月31日をもって利用不可に


Twitchは11月1日、Nintendo Switch版「Twitch」アプリのサポートを終了すると発表した。海外時間11月6日にニンテンドーeショップを通じたアプリの提供が終了され、2024年1月31日をもってアプリが利用不可になるとのこと。


Twitchは、インタラクティブなライブコンテンツを提供する配信コミュニティサービスだ。ゲームの実況配信などを中心に発展し、著名ストリーマーから一般ユーザーまで幅広く利用。メーカーも活用しており、eスポーツ大会を含むイベントの配信プラットフォームのひとつになっている。また音楽やアート、雑談など、ゲーム以外の分野の配信にも積極的に利用されている。

Twitchは、Webブラウザやモバイルデバイス向けアプリなどを通じて利用できるほか、ゲーム機向けにもアプリが提供。Nintendo Switch向けには、2021年11月に「Twitch」アプリが配信開始され、ライブ配信やストリーマーの過去動画の視聴などを楽しめるようになった。

一方でNintendo Switch版アプリでは、自らゲームプレイを配信することはできず、チャットへのコメント投稿や、ストリーマーへのサブスクライブおよびビッツ提供といった機能にも非対応。また、セキュリティ・プライバシー設定にもアクセスできず、機能面において不十分な状態が続いていた。


そしてこのたび、Nintendo Switch版「Twitch」アプリのサービス終了が決定した。今後のスケジュールとしては、まず海外時間11月6日にニンテンドーeショップを通じたアプリの提供が終了される。この時点では、既存ユーザーによるアプリの利用および再ダウンロードは可能なようだ。そして2024年1月31日をもって、既存ユーザーもアプリへのアクセスができなくなるとのこと。本稿執筆時点では、海外向け公式サポートサイトにて案内されているのみであるが、日本でも同様の対応になるものと思われる。

Nintendo Switch版アプリのサービス終了について、Twitchのグローパルコーポレートコミュニケーション担当ディレクターGabriella Raila氏は海外メディアThe Vergeを通じてコメントを発表。サービス終了は難しい判断だったとしたうえで、任天堂は今後も大切なパートナーであるとし、ユーザーに対し感謝の言葉を述べた。

なお、Nintendo Switch版「Twitch」アプリのサービス終了後についてTwitchは、Web版やモバイルデバイス向けアプリなどを利用するようユーザーに呼びかけている。