マイクロソフトが「公式ライセンス“未承認”周辺機器をXboxでブロックし始めた」との報告が続々あがる。エラーが表示され2週間後に使用不可に

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マイクロソフトは、Xbox Series X|SなどのXboxコンソールにおける、“未承認”のサードパーティ製周辺機器の使用を認めない方針を打ち出したようだ。すでにユーザーからは、接続した周辺機器の使用をブロックするというエラー表示が出たとの報告が上がっている模様。海外メディアWindows Centralが10月30日に報じている。


Xboxコンソール向け周辺機器についてマイクロソフトは、「Designed for Xbox」という公式ライセンスプログラムを提供しており、周辺機器メーカーからは同ライセンスを取得したコントローラーやヘッドセットなどの製品が発売されている。一方で市場では、同ライセンスを取得していないものの、Xboxに対応するとうたう周辺機器製品も少なからず販売されている。

最近になって、そうした未承認の周辺機器をXbox本体に接続すると、エラーが表示されるようになったとの報告があがっている。エラーメッセージには、「接続された周辺機器は承認されていません」「未承認の周辺機器の使用は、あなたのゲーム体験を損ねます」などと記載。そして、特定の日にちになると、その周辺機器が使用できなくなると案内されるとのこと。

このエラーのエラーコードは「0x82d60002」と表示されており、公式サポートサイトで確認すると「接続しようとしているアクセサリの1つが、Microsoft や別の認定Xboxハードウェアパートナーによって製造されたものではない場合にこのエラーが表示されます」とある。また、「承認されていないアクセサリを接続し、エラーコード0x82d60002が表示された時点から、2週間はそのアクセサリを使用できます。2週間が経過すると、本体でそのアクセサリが使用できなくなります」とも記載されている。未承認の周辺機器は、2週間の猶予が与えられたのちに、同じXbox本体では完全に使用できなくなるようだ。

この件については周辺機器メーカー側も認知し始めており、コンバーターやアーケードスティック基板などの製品で知られるBrookは10月20日に声明を発表。先述したエラーメッセージに触れたうえで、同社のXbox向け製品の機能に影響が及ぶ可能性があると案内した。同社からは各コンソールプラットフォーム向けの周辺機器が多数発売されているが、いずれの公式ライセンスプログラムも取得していない。本件に関し現在は、エンジニアチームが解決策に取り組んでいるところだそうだ。

公式ライセンスプログラムはSIEや任天堂も提供しており、ゲーム周辺機器の場合は、各社のコンソール本体との適合性が確認された製品に付与されることが基本的な仕組み。一方で今回マイクロソフトが打ち出した、未承認の周辺機器を積極的に排除するというのは珍しい動きである。これまでは、消費者は適合性に関し自己責任にて利用できたが、今後はシステムレベルから使用がブロックされる。

PowerA MOGA XP-Ultra


この新たな施策の背景について海外メディアWindows Centralは、マイクロソフトによる周辺機器メーカーに対する制限が緩和される方針があると、関係者から得た情報として報じている。具体的には、Xbox向けにワイヤレスコントローラー製品を開発するハードルが下げられるという。Xbox Series X|S向けにはこれまでに多数のコントローラーが周辺機器メーカーから発売されているが、実はそのほとんどが有線式。公式ライセンスを取得したワイヤレスコントローラーは、今年発売された「PowerA MOGA XP-Ultra」が初であったという。

今後各社からは、Xbox向けワイヤレスコントローラー製品がさまざま発売される見込みの模様。そこでマイクロソフトはセキュリティ面における新たな規定を設け、ゲームプレイにおいて不公正な機能をもつ未承認周辺機器が出回り利用されることを防ごうとしたのではないか、というのが同メディアの見立てである。

もっとも、そうした特別な機能をもたない製品も幅広く流通しており、ユーザーへの影響は広範囲に及びそうだ。周辺機器メーカー側も対応が求められるだろう。なお先述したマイクロソフト公式サポートサイトでは、問題のエラーコードが表示された場合には、当該製品を入手した店舗または製造元に問い合わせて「返品に関するサポートを受けることをおすすめします」と案内されている。

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