約500円ローグライク・ゾンビシューター『FatalZone』Steamにて好評スタート。死ぬとロストするキャラを育てながら戦うサバイバー系アクション

 

パブリッシャーの101XPは10月23日、Midhard Gamesが手がけるローグライク・ゾンビシューター『FatalZone』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく好評を得ている。

『FatalZone』は、ゾンビウイルス蔓延により荒廃した世界を舞台にするローグライク・シューティングゲームだ。ゲーム内は日本語表示に対応。プレイヤーは生存者となり、ゾンビの大群と戦う。プレイヤーキャラクターには現時点で7種類のクラスがあり、拠点にて傭兵として雇うことで使用可能。同じクラスのキャラクターでも、初期武器が異なることもある。また、死ぬとそのキャラクターをロストすることが特徴のひとつで、また新たな傭兵を雇って出撃することとなる。

本作の基本的なゲームプレイは、いわゆる『Vampire Survivors』系といえるものとなっており、さまざまなタイプが存在するゾンビへの攻撃はオートでおこなわれる。そしてゾンビを倒して経験値を貯めレベルアップすると、追加の武器やスキル、各種ステータス強化などを獲得。特定の組み合わせによるシナジー要素も存在する。一方で、定期的に味方のヘリがやってきて、バトルを途中で切り上げて拠点に帰還することが可能となっている。

拠点となる生存者のキャンプにはいくつかの施設が存在。バトルで入手したお金や資源をもとに、先述した傭兵の雇用のほか、傭兵や装備の強化、施設のアップグレードなどが可能だ。本作ではキャラクターを育てるRPG要素も特徴となり、傭兵にはこうした強化に加え、ウイルス感染の進行によりバフ・デバフ効果が付与。拠点の診療所では、その効果を治療によってリセットすることもできる。

 


本作は、10月23日にSteamて早期アクセス配信が開始。ユーザーレビュー数はまだ少ないものの、本稿執筆時点で89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。また同時接続プレイヤー数は、これまでのピーク時には約1700人に到達(SteamDB)。まずまず好調である。レビューでは、バトルにおける目新しさは少ないものの、ロストするリスクがあるなかで傭兵を成長させていく要素や、豊富なアップグレード、短時間でも遊べるシステムなどが好評。500円程度で購入できる手軽さも魅力とされている。

『FatalZone』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。リリース記念セールとして、10月31日まで定価580円の15%オフとなる493円で販売されている。正式リリースは今後1年以内におこなわれる計画となっており、それまでに新たな戦闘シナリオや傭兵クラスの能力などのコンテンツが追加予定。プレイヤーのフィードバックに基づいたバランス調整も実施されるそうだ。