デベロッパーのDNNISは10月19日、島づくりパズルゲーム『Pico Topia』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
『Pico Topia』は、海に島を作っていくパズルゲームだ。ゲーム開始時には、小さな丸いエリアの海の真ん中に、物見やぐらのある四角い小島がポツンと存在。そしてプレイヤーには、土地のタイルが3つ与えられ、小島に隣り合うように配置して島を拡大させていく。タイルを消費すると、さらなるタイルがランダムで供給。その供給数に限りはないようだが、ひとつの島に使用できるタイルの総数には上限がある模様で、物見やぐらの上にカウンターが表示されている。
タイルには、住居や森、草原、畑、風車、灯台、キャンプ場、兵舎などさまざまな種類が存在し、島に配置すると自然なかたちで繋がる。そして本作では、これらのタイル同士の相性がパズル要素となっている。たとえば羊小屋は、住居やキャンプ場の隣に置くのは好ましくないが、草原や倉庫の隣は適している。こうした相性の良し悪しは、タイルを仮置きした際に表示される緑・赤のアイコンにてあらかじめ確認可能。特に相性のない組み合わせも存在するようだ。
本作には、資源を集めるというミッションが用意されており、相性の良い組み合わせでタイルを配置すると資源を獲得。すると画面上に並ぶミッションアイコンのゲージが溜まっていく。逆に相性の悪い組み合わせで配置すると、ゲージが減少する仕組みだ。ミッションの詳細は不明ながら、アイコンの絵柄から察するに人や動物、戦いなどのテーマがあり、対応する施設などの組み合わせによって、そうしたテーマごとの資源を獲得できるのだろう。
資源を獲得してゲージを満たしミッションを達成すると、海のエリアが拡大。すなわち島をさらに大きくしていくことができる。先述したように、ひとつの島に使用できるタイルの数には限りがあるが、物見やぐらのあるタイルを海に配置すると、そこを起点にまた別の島を作っていくことが可能。また、こうしてゲームを進めるなかで、新たな種類のタイルがアンロックされる。
一方で、相性の悪い組み合わせの配置が続きミッションのゲージがゼロになると、海のエリアは逆に縮小してしまう。そして、タイルを置ける海の空きスペースがなくなったらゲーム終了だ。本作のパズルでは、ランダムでタイルが供給されるなか、相性の良い組み合わせで配置していけるように先を読んだり、止むを得ず相性の悪い配置をする必要に迫られたとしても挽回する戦略が大事になりそうだ。
開発元DNNISによると、現時点で本作の開発期間はまだ数週間程度とのこと。もともとのアイデアは、大きな島に施設などを配置していく2Dゲームだったが、3D化したうえで島を作っていくスタイルに変更されたようだ。ちなみに開発には、最近何かと話題になったGodot Engineを使用。本作の開発状況については、同スタジオのTikTokアカウントより公開されている。
『Pico Topia』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。