無料ホラーアクション『We’re Tethered Together』好評スタート。不気味な“目”が蠢く地下墓地から、ウサギ2人で協力脱出

BunBun Gamesは10月14日、『We're Tethered Together』を配信開始した。ウサギのキャラが主人公となる、横スクロール・パズルアクションゲームだ。

デベロッパーBunBun Gamesは10月14日、『We’re Tethered Together』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、無料で配信中。

 


『We’re Tethered Together』は、シングルプレイ用の横スクロール・パズルアクションゲームだ。本作の主人公は、何者かに自由を奪われ、“生贄”として地下深い墓場へと放り込まれてしまった赤いウサギのキャラクターだ。地下に広がる闇の中には、無数の亡骸と、絶えず蠢く恐ろしい“無数の目”が待ち受けていた。そんな状況のなか、遠くから助けを申し出る声が聞こえ、地下を進んでいくと、同じく生き残ったと思われる白いウサギと出会う。プレイヤーは、こうして出会った2人のウサギを操作しながら、危険な地下を探索していくこととなる。

本作のゲームプレイは、左右の移動とジャンプを基本とした横スクロールアクションで進行していく。ステージ上には、通路を塞ぐ仕掛け扉やスイッチ、左右に動かせるブロックといったギミックが登場し、パズル要素も加わっている。プレイヤーが操作するのは、2人のうち先に立って歩く1人のみ。もう1人は松明と綱を握り、引っ張られる形で同行していく。この点が本作の特徴となっており、プレイヤーは2人を繋ぎ止める綱の長さを、任意で伸び縮み、あるいは離したり繋ぎ直すことが出来る。この操作によって、危険な針山を飛び越える時には綱を短くして2人が離れないようにするといった工夫も可能。行く手を阻むギミックの攻略には、一緒に繋がれている( Tethered Together)という状態や、2人を繋ぐ綱の長さを上手く調整していくことが重要となるだろう。

 


また、本作にはステルスホラー的な要素も盛り込まれている。地下に蠢く“無数の目”は、普段は閉じられているものの、プレイヤーであるウサギたちを探すかのように、時折その目を見開くのだ。このとき、プレイヤーはステージ上に配置された物陰へ、必ず身を隠さなければならない。その視線に晒され続けると、ウサギたちはたちまち石化してしまう。このほか、地下には当たれば即時の針山も多数存在し、2人のうちいずれかが死んだ時点で即リトライとなる。なお、ステージ内にはチェックポイントも設けられているため、一度のミスで進捗を大きく失うことは無さそうだ。

本作を手がけるのは、インディーデベロッパーBunBun Gamesだ。同デベロッパーにとって、本作が初のリリースタイトルとなる。本作のオリジナルとなったのは、2022年にitch.ioにて開催されたBrackeys Game Jam 2022.2向けに応募された、5人のメンバーで開発された作品だ。同イベントに応募された1060作品のうち、本作は総合評価14位という好成績を記録した。Steamストア上の説明によれば、オリジナルとなった作品をゼロから作り直して、今回のリリースをむかえたとのこと。

Steamストアユーザーレビューでは、本稿執筆時点で43件100%の好評を得て「好評」のステータスを獲得してる。レビューでは、アクションゲームとしての完成度や、可愛さと恐ろしさの入り混じるビジュアル、緊張感を演出する音楽といった点が評価されているようだ。

『We’re Tethered Together』は、PC(Steam)向けに無料で配信中だ。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

Articles: 155