人気小説原作・田舎暮らしRPG『Slow living with Princess』正式リリース。小説「真の仲間」のゲーム化作品、4人目のヒロインなどが追加され物語が完結
KADOKAWAは10月16日、2DカントリーライフRPG『Slow living with Princess』を正式リリースしたと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は2300円(税込)。本作は、ざっぽん氏による人気小説「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」(略称:真の仲間)のゲーム化作品だ。
『Slow living with Princess』は、辺境の地で自由な生活を満喫する2DカントリーライフRPGだ。原作「真の仲間」の主人公でもあるギデオンは、魔王を討伐するため勇者ルーティと共に闘っていたものの、パーティーから戦力外通告を受け追い出されてしまう。そして彼はレッドと名乗り、辺境の地ゾルタンで薬草店をオープンすることとなる。
本作にてプレイヤーは、薬草店の経営から、釣りや畑仕事、ダンジョンでの収集にバトル、そして4人のヒロインたちとの恋愛までを楽しめる。どのような生活を過ごすかはプレイヤーの選択と行動次第となる。畑仕事や採集、釣り、モンスター討伐によって集めた素材をもとに、クラフトで薬や装備、料理を作成。それらを薬草店で販売して薬屋ランクを上げ、お店を大きくしていこう。
また、村人のお願い事を聞いてクエストをこなすことで、冒険者ランクがアップ。特別な報酬を獲得できる。プレイヤーはヒロインたちと一緒に冒険でき、ストーリーが進むにつれて4人まで追加。そして、彼女たちにプレゼントをあげたり、お願いを聞いてあげることで、より親密な関係になれる。
本作は、2021年10月にSteamにて早期アクセス配信が開始。その後アップデートが重ねられ、新たなストーリーやヒロイン、ダンジョンなどのほか、薬草やキノコの栽培要素、薬草店2階のハウジング要素、ミニゲームなども追加されてきた。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューでは90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
そして今回の正式リリースにあわせて配信されたアップデートでは、原作者ざっぽん氏監修による、原作1~2巻のゾルタンをベースにした似ているようでまったく別のストーリーがついに完結。レッドたちの住むゾルタンに渦巻く陰謀、その元凶との対決が描かれるという。
また、ストーリーを進めることで4人目のヒロインとして、おでんが大好きな暗殺者ティセが加入するように。このほか、闘技場や走竜レースの追加、薬草店の4段階目までの拡張、さらに新たなマップ、ダンジョン、アイテム、装備、レシピ、各種クエストの追加なども実施されている。詳細はパッチノートを確認してほしい。
『Slow living with Princess』は、PC(Steam)向けに配信中だ。