オートチェス風ローグライク『Guild of Rogues』発表。盤面をシナジーで埋め尽くし、敵を葬り去る


デベロッパーのRoots Gamesは10月11日、『Guild of Rogues』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2024年初頭に早期アクセス配信開始を予定している。またゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Guild of Rogues』はオートチェス風のローグライクゲームだ。本作ではゲーム内のボード上にて、敵と自キャラが自動で戦闘をおこなう。戦闘を重ねていくと新たなキャラや強化要素を獲得。強力なシナジーを組み立てながら、すべての敵を倒すことを目指すのだ。

本作の戦闘システムはオートチェス風である。まず戦闘の開始時、ボード上にミニオン(自キャラを指す)と敵の配置がおこなわれる。そして戦闘は自動で進行し、ミニオンは基本攻撃とそれぞれに異なるスキルを発動する。トレイラーでは一番近い敵に攻撃をしている様子が確認できる。戦況に合わせたミニオンの配置などが求められるかもしれない。また制限時間が設けられているといい、「turn counter(ターンカウンター)」が0になる前にすべての敵を倒す必要がある。なおゲーム画面上部には「Combat(戦闘):1/15」などの記載を確認できる。この提示された回数分、すべての敵を倒せばクリアとなると推測される。後半になるほど敵も強くなっていくのだろう。


また戦闘ごとに、プレイヤーは強化要素を獲得できるようだ。三種類のカードが提示され、そこから一つ選ぶことになる。強化要素にはミニオンやレリックがあり、多くの種類が用意されているとのこと。ミニオンの選択では新たなキャラを獲得できる。一方、レリックではプレイヤーに永続的な強化効果をもたらす装備品のようなものが得られる。たとえば、特定種類のミニオンに「攻撃力+1」の効果を与えるレリックなどが存在しているようだ。

さらにこのミニオンやレリックを組み合わせることで、強力なシナジー効果を生み出すことも可能だ。たとえば「Pirate(海賊)」という種類のミニオンたちは、ボード上にあるミニオン「Cannon(大砲)」を起動させる効果をもつ。そして大砲は、1体の敵に攻撃するという効果をもつ。これら二つを組み合わせてボード上に多く配置すれば、大量に大砲を起動させることが可能というわけだ。トレイラーでも大砲や海賊カードを多く集め、強力なシナジーを生み出している様子が見られる。


本作のSteamストアページによると、本作はまずは早期アクセスとして配信される予定だ。早期アクセス配信期間は6か月から1年を予定しているとのこと。早期アクセス版ではステージは完全に実装されているほか、4つの勢力、100を超えるミニオンとレリックなどが実装されるという。

また本作開発元の公式アカウントX上での投稿によると、本作は2024年初頭にリリース予定とのこと。無料のデモ版も近日中に配信されるようだ。また開発元によると、本作は日本語への対応も計画されているが、現段階では翻訳者を見つけられていないとのこと。日本語の翻訳者を探し、リリース時には対応する見込みとのことだ。

ちなみに開発元によると、本作はインディーゲームキュレーターIndie Freaksが取り上げたことにより、注目を集めたそうだ。同作のSteamページへのアクセスがもっとも多い国は日本とのことである。

『Guild of Rogues』はPC(Steam)向けに2024年初頭に発売予定だ。