クトゥルフ漁業探検RPG『DREDGE』売上100万本を突破。初年10万本を目指していたところ、わずか半年で大台越え

Black Salt Gamesが手がけた漁業アドベンチャーゲーム『DREDGE』の売り上げ本数が、100万本を突破していたことが明らかになった。発売から1年で10万本くらい売れてほしいと希望していたそうだ。

デベロッパーのBlack Salt Gamesが手がけた漁業アドベンチャーゲーム『DREDGE』の売り上げ本数が、100万本を突破していたことが明らかになった。海外メディアGame Developerが10月7日に報じている。

本作は、トロール船を操縦し不気味な雰囲気の海を探索する漁業アドベンチャーゲームだ。近海で漁をおこない、釣った魚を地元民に売ったりクエストをこなしたりし、船をアップグレードしてさらに探索をおこなう。また、本作は「クトゥルフ神話」などに代表されるコズミックホラー要素をもつことも特徴となる。

『DREDGE』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに今年3月に発売。それから約半年で、売り上げ100万本を突破したという。10月6日から8日にかけてオーストラリアで開催されたイベントPAX Ausにて、開発元Black Salt Gamesが海外メディアGame Developerの取材に対して明かした。

本作のプロデューサーNadia Thorne氏によると、もともと同スタジオとしては多めに見積もったうえで、発売から1年で10万本くらい売れてほしいと希望していたそうだ。ただ蓋を開けてみると、配信開始から24時間経たずして目標の10万本を突破。そして、1年間かけても難しいと感じていたという100万本の大台さえも、わずか半年で達成してしまった。

本作はユーザー・メディア双方から高い評価を得ており、Steamのユーザーレビューでは本稿執筆時点で約1万7000件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。釣りや探索要素などを組み合わせたゲームプレイのループ、そこにコズミックホラーの世界観が巧みに織り交ぜられていることなどにより好評を得た。そうした評価の高さが、この大きな売り上げに繋がったことは間違いないだろう。

また売れ行きが好調であることによって、開発元は本作のサポートを続けることができたとのこと。本作ではこれまでに3つの大型アップデートが配信され、コンテンツの拡充や機能の追加、ゲームプレイの改善などが実施。そして11月16日には、初のDLC「The Pale Reach」が配信予定だ。同DLCでは、極寒の環境となる新エリアが導入。また、ストーリーコンテンツや新種の魚なども追加される(関連記事)。さらに、来年には「The Iron Rig」と呼ばれるDLCも配信予定となっている。

『DREDGE』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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