事件現場検証&推理ゲーム『Scene Investigators』10月24日配信開始へ。見つけた証拠を己の推理で繋ぎ合わせ、真相を突き止める

EQ Studiosは10月3日、『Scene Investigators』を10月24日に配信開始すると発表した。本作は事件の現場検証を題材にした推理ゲームだ。

デベロッパーEQ Studiosは10月3日、『Scene Investigators』を10月24日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示にも対応する。現在Steamストアにてデモ版が配信中だ。

『Scene Investigators』は事件の現場検証を題材にした推理ゲームだ。本作の舞台となるのは近未来世界で、プレイヤーは捜査官になるため訓練中の候補生となる。プレイヤーは、さまざまな事件現場の一室を訪れ、そこで目にする現場状況、事件の背景を示す遺留品を探しながら、事件の真相を推理していくこととなる。

本作のゲームプレイは、一人称視点で移動可能な、ポイント&クリック形式で進行していく。現場となった室内は、事件当時の状況がそのまま残されている。その中を歩き回って手がかりを探し、現場に居合わせた人物、そして事件の犯人と被害者を割り出すことがプレイヤーの役割となる。ゲームの操作においては、視点をズームしたり、手に取ったオブジェクトを別の角度から眺めたりといったアクションも存在する。本格的な現場捜査では、解決の肝になる証拠が巧妙に隠されているといったケースもあるのかもしれない。

 


現場を隅々まで調査したあとは、特定の端末に表示されている「問い」に回答を入力するかたちで推理結果をまとめることとなる。そこでは、犯人や被害者の名前に限らず、その場に居合わせたと推測される人物名が問われることもあるようだ。また、本作では「70/30の法則」というコンセプトが採用されているという。これは、事件の真相を理解するために必要な証拠の70%は現場に残されている可能性があり、残りの30%は見つけることができず、推理や仮説が必要となることを意味しているようだ。本作の攻略においては、断片的な情報を繋ぎあわせて背景のストーリーを探る想像力や、時には直観を頼りにすることも解決の足がかりとなりそうだ。


本作を手がけるのは、アメリカ・ラスベガスに拠点を置くデベロッパーEQ Studiosだ。同デベロッパーは、ジャーナリストが未解決事件の解明に挑むミステリーゲーム『The Painscreek Killings』を2017年にリリース。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、3186件中91%の好評により「非常に好評」のステータスを獲得している。なお、Steamストア上の説明によれば、前作ではストーリー進行が軸となっていたためシンプルに進行できるシステムが採用され、証拠品をいつ拾っても捜査を進められるバランスになっていたという。

一方、本作では現場で鋭い洞察力を働かせる要素を重視しているとされ、ゲームの進め方にも変化が加わっているようだ。また、作中いくつかの情報の欠如や明確な動機が見当たらない場合も存在し、そうした場合には仮説に基づいた推理も必要となるとのこと。好評を博した前作に続いて犯罪と謎解きが題材となった本作では、奥深いミステリーや推理体験が期待できそうだ。

『Scene Investigators』は、PC(Steam)向けに10月24日配信開始予定。現在Steamにてデモ版も配信中だ。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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