パブリッシャーのKwaleeは9月29日、Muse Gamesが手がけた造園サバイバルゲーム『Wildmender』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作は、Steamで好調な出足となっている。
『Wildmender』は、砂漠化した世界を蘇らせることを目指す造園サバイバルゲームだ。本作でプレイヤーは広大な砂漠を舞台に、小さなオアシスを拠点として、自分なりの庭を作り上げることが可能。種を植えて植物を育てたり、水路を掘って水を供給したり、またさまざまな構造物を作って配置したりしながら、少しずつ緑を増やし庭園を拡大させていく。
本作には砂漠を探索する要素もあり、植物の種や、道具・構造物のクラフト素材などは探索を通じて入手できる。動物や精霊と出会い、仲良くなれることも。周囲の砂漠には、荒れ果てた塩の海、毒の峡谷、凍てつく山嶺など多種多様なエリアが存在し、より遠くへと探索するほどより大きな報酬を期待できるが、同時に危険も高まっていくという。食料や水を適切に管理し、また武器や魔法を駆使して、生命を奪うレイスと呼ばれる存在に立ち向かうのだ。
本作はソロプレイに加え、最大4人でのオンライン協力プレイにも対応。マルチプレイにおいては、みんなで資源を持ち寄って一緒に庭を手入れすることができ、レイス相手に共闘できる。それぞれが生きるために食料を必要とするため、人数分だけ確保していくことは重要になる。また、本作はプレイするたびに世界が自動生成され、リプレイ性の高さも特徴のひとつとなっている。
本作の開発元Muse Gamesは、飛行船対戦ゲーム『Guns of Icarus Online』や消防士アクションゲーム『Embr』などを手がけたことで知られるスタジオだ。本作『Wildmender』では、Steam版の同時接続プレイヤー数を見てみると、リリースされてからすぐに1000人を突破し、これまでのピーク時には2100人を超えた(SteamDB)。本作の規模からすると、まずまず好調だといえる数字だ。
またSteam版のユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約200件のうち84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。サバイバルゲームとしてさまざまな要素を取り入れつつも造園をメインに据えたユニークなゲームプレイや、植物と水によって砂漠の世界を蘇らせるというテーマ性、リラックスした雰囲気などが評価されている。一方で、最適化不足によるパフォーマンス面の問題やバグなどにより、やや評価を下げている状況だ。
『Wildmender』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。