魔法冒険メトロイドヴァニア『Timespinner 2: Unwoven Dream』発表。黙示録訪れる世界にて息子を救う旅に出る
デベロッパーのLunar Ray Gamesは9月26日、『Timespinner 2: Unwoven Dream』(以下、Timespinner 2)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Timespinner 2』は2Dアクションゲームだ。本作の主人公となるのは退役軍人である英雄Auria。彼女が暮らす世界ではある日、海上に浮かぶ塔(the Tower)が動き出した。伝承によると、その塔が目覚めると世界に終末が訪れてしまうようだ。これを聞いた彼女の息子は、世界を救うためにとどこかへ去ってしまった。そこで主人公のAuriaは自身の息子を守るために冒険へと繰り出すことになる。
本作ではAuriaを操作して不気味な森林地帯や海の中など各地を冒険する。プレイ画面右上に入り組んだマップの存在が見られるほか、メトロイドヴァニアとも謳われており、探索が主なゲームプレイの一つとなるようだ。そして武器となる魔法のオーブを駆使して、奇妙で恐ろしい敵たちを倒していこう。道中では主人公に新たな能力を授ける要素が用意されている。閉鎖された空間で戦うボス戦も存在している様子だ。
また途中で主人公の体力が無くなってしまっても、the Eternal Motherの加護によって復活することができるようだ。トレイラーでは中継地点のような場所で復活している様子が見られる。
本作は2018年にリリースされた『Timespinner』の続編となる。前作ではTimespinnerという道具を用いることで、主人公がゲーム内の時間を止めることができた。画面左上の砂時計ゲージが続く限り時間を止めて、敵を足場にしたり攻撃を避けたりすることが可能だったのだ。一方本作では画面左上に砂時計ゲージは確認できず、代わりにガラス瓶のようなアイコンが存在している。本作では時間停止ではない新たな特殊能力が用意されているのかもしれない。
本作の舞台設定は前作を踏襲しており、本作に登場する前作のキャラもいるようだ。トレイラーでは前作にも存在していたFamiliarのようなものも確認できる。Familiarとは周囲に浮かんで、プレイヤーをサポートしてくれるキャラクターたちであった。そのほかゲームプレイについても、本作は前作の要素を色濃く引き継いだものとなりそうだ。
なお前作『Timespinner』は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、2148件中86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ユーザーからは美麗なグラフィックや良質なアクションなどで評価を受けているようだ。また前作は『悪魔城ドラキュラ』など1990年代のゲームから影響を受けていたとされ、ドット絵グラフィックだけでなくゲーム内楽曲からもそうした影響を窺うことができた。そして本作でも前作と同じくJeff Ball氏がゲーム内楽曲を手がけているとのこと。本作においても、往年の傑作に影響を受けた雰囲気を存分に味わうことができそうだ。
『Timespinner 2: Unwoven Dream』は、PC(Steam)向けに発売予定だ。