ディストピア街づくりシム『Dystopika』発表。光や霧を調節して自分だけのサイバーパンク風暗黒シティを演出

 

デベロッパーのVoids Withinは9月24日、『Dystopika』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2023年に早期アクセス配信開始予定だ。

『Dystopika』は街づくりシミュレーションゲームだ。本作では資源の管理や、達成すべき特定の目標などは存在しない。自由にオブジェクトを設置して、ただ自分好みのダークなディストピア都市を作ろう。

本作ではサンドボックス上にオブジェクトを設置することで、いくつものビルを建てることができる。ヘリポートや巨大な看板、橋などの設備も設置可能だ。トレイラーでは看板に異なる複数のデザインが存在している様子も見られ、多様なカスタマイズを楽しめそうだ。また建築ではやり直しや削除機能なども用意されているとのこと。


さらに本作では太陽光や霧を自由に調節して、街を自分好みの雰囲気に演出することができる。太陽光は量や色調、霧は量や出現位置などを変更することが可能だ。これによって街全体を青や赤の光で包んだり、霧を大量に出して神秘的な雰囲気を醸し出したりすることができる。そして本作に用意されているスクリーンショットモードを利用して、自分だけのディストピアな都市風景を記録に残そう。

本作は早期アクセス配信期間として6か月間を予定しているとのこと。ユーザーからの評価やフィードバックによっては、予定より伸びる可能性もあるとのことだ。早期アクセス配信開始段階では、スクリーンショットツールやクリエイションツールなどすべての要素を備えつつも、ミニマルな内容で配信されるという。そして正式版に向けては新たな種類の建築オブジェクトの追加や、太陽光や霧など環境を調節する機能にさらなる拡充がおこなわれる予定だ。なお早期アクセス期間中、本作は割引価格で提供されるという。


本作を手がけるのは、個人開発者のMatt Marshall氏だ。シュールな決闘ゲーム『Rivalry』のディレクターなどを務めてきた人物だ。同氏は個人でゲームスタジオVoids Withinを運営しており、同スタジオではサイバーパンク探偵シム『Deerstalker』の開発を進めていた。しかし、2023年7月には同作の開発を無期限延期することが発表されている。そしてこのたび、本作『Dystopika』が発表されたかたちとなる。ディストピアな街づくりに専念したい方にとって、本作は注目の作品となるだろう。

『Dystopika』は、PC(Steam)向けに2023年早期アクセス配信開始予定だ。