Paradox新作ストラテジー『Millennia』発表。“歴史のif”満載世界で覇権争い、蒸気機関が超発展したり世界大戦が制御不能レベルになったり

Paradox Interactiveは9月22日、『Millennia』を発表した。“ありえたかもしれない歴史”をテーマとするターン制ストラテジーゲームだ。

パブリッシャーのParadox Interactiveは9月22日、『Millennia』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2024年の発売を予定している。

『Millennia』は歴史をテーマとするターン制ストラテジーゲームだ。プレイヤーは古代から未来まで1万年の歴史に渡って自分の国を築いていく。そしてほかの国家よりもいち早く特定の勝利条件を達成するため、戦略的な国家の繁栄を目指すのだ。

本作では一定の目標を達成すると“時代”が進み、新たなテクノロジーやユニットなどが得られるようになる。この時、実際の歴史とは異なる決断や進み方をすれば、別のありえたかもしれない時代に移行することができる。たとえばエンジンなど内燃機関が誕生せずに、蒸気機関が発展していけば「エーテルの時代(The Age of Aether)」へと移行するようだ。このように本作では史実通りの流れではなく、プレイする度に異なる歴史を体験することができる。トレイラーからもディストピアやユートピアの時代、AIが暴走する時代などさまざまな架空の歴史が存在している様子がうかがえる。


プレイヤーは国家の繁栄を目指すために、経済や科学的な発展を管理する必要がある。まずは基本的な資源を獲得して食料や富、生産力を身に付ける。そして自分の思い描く戦略に従って、どのような資源を開発していくか国家発展の方向性を決めていこう。また科学・文化的な研究を進めて、新たな施設やユニットを開放することも重要となる。たとえば弓兵を訓練するためには「防衛」が、製鉄を習得するためには「製錬」の研究が必要となるようだ。

また国家戦略や時代に合わせて軍隊も整える必要がある。さまざまな種類の軍事ユニットが存在し、それぞれによって能力は異なる。複数のユニットを組み合わせて軍を作り、周辺国家との戦いに備えよう。なお本作には戦争が制御不能なほど激化し世界中に広がった「血の時代(The Age of Blood)」もあるといい、そうした時代に突入した場合はさらに優先して軍備を整えることが重要となるだろう。


本作を手がけるのは、アメリカに拠点を置くC Prompt Games。『Age of Empires』シリーズなどの開発に携わったメンバーが在籍しているスタジオだ。本作は2019年ごろより開発が開始されたという。そしてボードゲーム的ではなく、まるで国家の指導者を体験するようなゲームプレイを提供することを目標として、開発が進められているとのこと。また本作は多くの主要システムが存在する作品となるようだ。これらのシステムは今後数週間に渡って、Steamの本作公式ニュースにて紹介されていくとのこと。次回は2週間後に国家の構成要素や、ワールドマップなどについて取り上げられる予定だ。

『Millennia』はPC(Steam)向けに2024年発売予定だ。

Yusuke Fujii
Yusuke Fujii

JRPGのストーリーと音楽が大好き。PvPは見る専。

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