株式会社セガは9月21日、ソウルライクアクション『Enotria: The Last Song(エノトリア:ザ ラスト ソング)』を2024年春に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 5/Xbox Series X|S/ PC(Steam)。発売に先立ち、東京ゲームショウ2023で体験プレイも可能とのことだ。
『Enotria: The Last Song』はソウルライクアクションゲームだ。主人公は「カノヴァッチオ」と呼ばれる、終わることのない邪悪な演劇に飲み込まれ、変化することを止めてしまった世界で旅をする。この世界で生きる人々は、「舞台」を演じるために必要な役割を与えられ、それ以外はすべて奪われてしまっている。その世界にあって、主人公は唯一役割を与えられていない存在「変化の仮面」として、世界を停滞から解放するために戦うことになる。どうして世界は滅びてしまったのか。光あふれる世界を探索し、数多くの敵と対峙しながら謎を紐解いていくことになるのだろう。
主人公は旅の道中。倒した敵の一部から「仮面」を奪うことができる。仮面を装備すると、仮面に応じた「舞台」の役に扮することができる。仮面はそれぞれ異なる能力をもち、戦闘や探索を有利に進められるようになるだろう。
仮面自体もカスタマイズ可能だ。仮面の役割やプレイヤーの好みに応じたタレント(能力)を選択して仮面に付与することができる。敵や地形などの状況に合わせて変更もできるそうで、幅広い遊び方が可能だろう。
加えて、片手剣、ハンマー、大剣といったバラエティに富んだ武器も用意されている。仮面、タレント、武器の組み合わせは膨大な数になるだろう。装備セットは一度に3つまで登録、切り替えができるそうでで、さまざまなビルドを試せそうだ。
『Enotria: The Last Song』はスタイリッシュな戦闘も特徴となるようだ。クイックステップやパリィを使いこなすことで、敵の攻撃を躱しながら反撃することができる。敵に攻撃を続け、体勢を崩すと装備中の仮面に応じたバフも得られる。敵の行動を先読みし、回避やパリィでコンボをつなげ、強力な攻撃を繰り出す戦闘が繰り広げられるのだろう。
本作を手がけるのはイタリア・ミラノに拠点を置くJyamma Games。本作はイタリアの伝承や文化をモデルに作られているそうだ。舞台となるエノトリアもイタリアの大自然にインスパイアされており、Unreal Engine 5の美麗なグラフィックで描かれている。滅びを迎えつつある退廃的かつ美しい世界観も特徴となりそうだ。時には戦いの手を休め、景色を眺めてみてもいいかもしれない。
なお、本作は9月21日~24日(一般公開は23日・24日)に開催中の東京ゲームショウ2023で体験プレイが可能だ。一足先に本作の世界観を味わいたい人は、参加してみてもいいだろう。9月22日16時より開発スタッフやでんぱ組.incの古川未鈴さんが本作を紹介するイベントもあり、セガ公式YouTubeチャンネルで放送予定だ。
『Enotria: The Last Song(エノトリア:ザ ラスト ソング)』は2024年春、PS5/Xbox Series X|S/ PC(Steam)向けに発売予定だ。