スクウェア・エニックスが、PCゲーム紹介サイト(自社ゲーム向け)を立ち上げ。Steamの始め方などを紹介

スクウェア・エニックスは9月14日、SQUARE ENIX PC GAME HUBを公開したと発表した。同サイトでは、スクウェア・エニックスが、自社ゲームを中心にPCゲームの情報を届けていくようだ。

スクウェア・エニックスは9月14日、SQUARE ENIX PC GAME HUBを公開したことを発表した。同サイトでは、スクウェア・エニックスが、自社ゲームを中心にPCゲームの情報を届けていくようだ。

SQUARE ENIX PC GAME HUBは、「PCゲームの楽しいを広げるサイト」だという。記憶に残る作品と出会う瞬間、作品のさらなる魅力を知る瞬間、新しいゲーム体験への一歩を踏み出す瞬間。そんな瞬間を手伝いするサイトを目指しているとのこと。
【UPDATE 2023/9/14 13:05】
記事初版にて「わざわざPCゲーム向けサイトを作るほど熱心」というニュアンスを込めてタイトルを「スクウェア・エニックスが、PCゲーム紹介サイト(自社ゲーム向け)をわざわざ立ち上げ」としていたものの、正しく伝わらない可能性があるため「わざわざ」を削除。


同サイトのコンテンツとしては、Steam対応ゲームがピックアップされていたり、SteamのTGSセールへの誘導がされていたり。トピックスにおいては、スクウェア・エニックス発のPCゲームイベントの告知や、Steam導入の手引きなどが載せられている。

面白いのは、スクウェア・エニックスが自身のPCゲームをキュレーションしようとしている点。PCゲームは国内外で成長傾向にある。大手としてはカプコンなどもPCゲームの収益が伸びていることを報告している(関連記事)。スクウェア・エニックスはかつてEidos社といった欧米系スタジオを抱えていたこともあり、PCゲームへの参入は比較的早かった。『ファイナルファンタジーXIII』のSteam展開の速さなどもあり、当時の大手としては積極的な方ではあった。

一方で、専用サイトを立ち上げるほど熱心に、わざわざ丁重に、PCゲーム販売を国内向けに販促しているのは興味深い。スクウェア・エニックスといえば、国内スタジオ開発販売だけに留まらず、また海外向けに小規模スタジオを支援する支援レーベルとしてSquare Enix Collectiveなるプログラムも存在。『PowerWash Simulator』はこのプログラムにて成功を収め、スクウェア・エニックスパブリッシングのもと販売されている。これらのタイトルがどこまでSQUARE ENIX PC GAME HUBのキュレーション対象になるかは不明であるが、スクウェア・エニックスファンであっても、見知らぬゲームに出会える可能性はあるかもしれない。

9月23日には、東京ゲームショウ開催にあわせて、オンライン番組「スクウェア・エニックス 秋のPCゲーム祭り」が放送予定。9月28日発売の『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』を含むPCゲームが実機で紹介されるそうだ。興味のある方はこちらもチェックするとよさそうである。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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