ミニオープンワールド宅配ゲーム『ミカと魔女の山』国内Nintendo Switch/PS5版発表。空飛ぶほうきで島を巡り、人々に荷物をお届け
Pikii合同会社は9月13日、デベロッパーのChibigが手がけるアドベンチャーゲーム『ミカと魔女の山』の国内Nintendo Switch/PS5版を発表した。2024年発売予定。
『ミカと魔女の山』は、見習い魔女のミカを主人公とするアドベンチャーゲームだ。一人前の魔女になるために「じぶんのちから」でゴーン山の頂上に戻ることを命じられたミカは、山のふもとまで落とされてしまい、持ち物を失くしたうえに、愛用のほうきまで壊れてしまう。ミカは、ほうきを直して山の頂上へ戻るため、空を飛ぶ能力を活かして、ふもとの町で配達員の仕事を始めることとなる。
本作の舞台となるのは、魔法の力が宿るゴーン山を中心にした小さな島だ。ミカとなったプレイヤーは、配達の仕事をこなしていくことで、より良いほうきを手に入れることができ、山の頂上へと近づいていくことができる。配達では、自分の足で駆け、ほうきに乗って空を飛び、島のさまざまな場所にいる島民に荷物をお届け。ほうきでは、高所から滑空したり、風に乗ったりして目的の場所へと向かうことになるようだ。
ほうきで空を飛んでの配達は爽快そうであるが、運ぶ荷物は壊れやすいため慎重に扱うことが求められるという。荷物を届けた際には、その荷物の状態によって報酬が変わる。また、配達するごとに新たな島民と出会うことができ、ミカが成長し自分の道を探していく心温まる物語が展開。このほか、オープンワールドで表現される島には隠された秘密が存在し、それを探す楽しみもあるとのこと。
本作の開発元Chibigは、『Ankora: Lost Days』や『Summer in Mara』などで知られるデベロッパーだ。『ミカと魔女の山』の開発においては、「魔女の宅急便」などのジブリ映画や、『A Short Hike』『ゼルダの伝説 風のタクト』といったゲーム作品から影響を受けているとのこと。今年2月には本作の開発費を募るKickstarterキャンペーンが実施され、約2万4000人から約130万ユーロ(約2億円)を集めることに成功している。
『ミカと魔女の山』は、Nintendo Switch/PS5向けに2024年発売予定だ。なおChibigからは、原題『Mika and The Witch’s Mountain』としてPC(Steam)/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S版も発表されている。こちらChibigが販売するコンソール版の国内リリースの有無については現時点では不明である。
そして本作『ミカと魔女の山』は、9月21日から24日にかけて千葉県・幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2023に出展予定(一般公開日は9月23日および24日)。ハピネットブース(07-N05)にて試遊・展示がおこなわれ、試遊した方にはノベルティがプレゼントされるそうだ。