定価4000円超えのスローライフゲーム『Fae Farm(フェイ ファーム)』好調スタート。魔法世界を探索しつつ、農場で作物や動物を育てて暮らす


デベロッパーのPhoenix Labsは9月6日、ファンタジー農場運営&アドベンチャーゲーム『Fae Farm(フェイ ファーム)』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)および海外Nintendo Switchで、ゲーム内は日本語表示に対応。本作はさっそく高い評価を受け、多くのプレイヤーを獲得している。

『Fae Farm(フェイ ファーム)』は、魔法が存在する世界アゾリアを舞台に、農場を運営しながら冒険にも繰り出す作品だ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。クロスプレイもサポートされている。本作にてプレイヤーは、農場で作物を育てたりかわいい動物を飼育したり、料理やポーションを作ったり、あるいはさまざまなアイテムをクラフトして自らの家やキャラクターをカスタマイズしたり。農場と家を快適な環境にするため働きながら日々を過ごす。

アゾリアの各地域へと探索に出かけることで、さまざまな資源を入手可能。そのなかでは、いたずら好きな霊ジャンブルに行く手を阻まれることもあり、プレイヤーはスキルや呪文を使って戦う。また、この世界にな何らかの謎が存在し、それを発見してアゾリアに平和を取り戻すことも目標のひとつ。このほか、島で暮らすさまざまな住民と出会い、物語を進めたり交際したりといった要素も用意されている。


本作は9月6日に配信開始され、Steamの同時接続プレイヤー数は一気に4500人を突破。その後週末にかけてさらに増え、これまでのピーク時には約5700人に達している(SteamDB)。また海外Nintendo Switch版に関しても、米国ニンテンドーeショップのダウンロード数ランキング(すべてのソフト)にて、本稿執筆時点で『Sea of Stars』『NBA 2K24』に次ぐ3位となっている。本作はSteam版が4378円、海外Nintendo Switch版は59.99ドルと、この手のインディーゲームとしては高価な設定となっているが、それでも多くのプレイヤーを獲得することに成功した格好だ。

またSteamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。農場運営シミュレーションゲームと魔法ファンタジーを組み合わせたユニークさや、直感的にプレイできる各種システム、かわいいビジュアルなどが評価されている。不評レビューにおいても、「基本的には気に入っているが」と前置きする人が多い印象だ。ただそのうえで、バグの多さやNPCの不自然な挙動などが指摘されている。


『Fae Farm(フェイ ファーム)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)および海外Nintendo Switch向けに配信中だ。なお、開発元は今後も本作をサポートしていく方針を掲げており、今年12月から来年6月までの間に2種類の無料アップデート配信を計画。新たな探索エリアや魔法、NPC、動物、ストーリー要素などのコンテンツを追加していくとのことである。