『FF16』有料DLCが2種類開発中。「この世界の物語とキャラクターの活躍をもっと見たい」との声をうけて

スクウェア・エニックスは9月3日、『ファイナルファンタジーXVI』の有料ダウンロードコンテンツを2種開発中であると告知した。PC版展開についても、正式に進んでいることも発表された。

スクウェア・エニックスは9月3日、『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)の有料ダウンロードコンテンツを2種開発中であると告知した。同作のプロデューサーである吉田直樹氏が、PAXWestにおけるパネル「Voices from Valisthea」にあわせてボイスメッセージを寄せ、『FF16』における次なる展開を発表。そのなかのひとつとして、DLC開発が表明された。


『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイトとして鍛錬を続けていたが、とある悲劇へと巻き込まれていく。


本作の発売以来、コミュニティからさまざまな意見が寄せられているそうだ。その中で特に「この世界の物語とキャラクターの活躍をもっと見たい」との声があったという。そうした声もあり、DLCの開発をスタートさせているそうだ。DLCは有料であり、2種類展開されるとのこと。

『FF16』においては、さまざまなキャラクターが登場し、さまざまな物語が描かれる。あくまでストーリーはクライヴを軸に描かれるが、彼を取り巻く仲間や、あるいは敵対する人物によって人間ドラマが生み出されているわけだ。一部のキャラは背景までしっかり描かれる一方で、作中では過去などが謎めいた人物もおり、あるいはゲームの物語自体に示唆的な要素も多い。そうした、ヴァリスゼアの物語や登場人物がDLCによってさらに掘り下げられるのだろう。

またかねてから予告されているPC版展開についても、正式に進んでいることも発表された。DLCとPC版、ともに年内に続報があるようなので、そちらを待っておくといいだろう。なお、本日より無料アップデートも配信されるそうだ。

『FF16』はPS5向けに発売中だ。現在PC版が開発中である。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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