「『スターフィールド』をHDD上で動かすな」との喚起広まる。その“バグい”挙動、インストール場所が原因かも

 

Bethesda Game Studiosが手がける『Starfield(スターフィールド)』のアーリーアクセスが開始された。Premium Edition以上のバージョン購入者は9月6日に発売される同作をさっそくプレイ可能。宇宙に飛び立つ人々が確認される中、ちょっとした喚起がなされている。それは『スターフィールド』をHDD上で動かすな、というものだ。


『スターフィールド』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。本作では人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、プレイヤーは希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険する。

そんな『スターフィールド』をハードディスクドライブ(以下、HDD)上で動かすとどうなるのか。とにかくひどくなる、という結論になる。音飛び、暗転、カクつき、ロード激長、突然停止など、ゲーム内の怪しい挙動は一通り体験できる。検証のため試しに筆者のHDDで動かしてみたが、酷いありさまだった。実際の様相は以下の有志たちの動画を見るのが早いだろう。


この挙動については、結論からいうと当然の結果でもある。というのも、本作PC版の必要動作環境にて、SSDが必須と明確に記載されている。これは前々から公式発表されていたことである。また近年のPCゲームはSSD必須の作品は多い。ゲーマーとしては常識じみた部分もある。しかしながら、PCゲームを遊び慣れていなければ、大容量ゲームである本作をHDDにインストールをして遊ぶこともあるだろう。


あるいはHDDでもなまじゲームがそこそこ遊ぶことができることから、音飛び、暗転、カクつき、ロード激長、突然停止などの挙動がストレージに原因があると把握できない人もいそうである(筆者知人がそうだった)。それゆえに、HDDでゲームを動かしながら動作不良報告をしている人がいるのかもしれない。ごくごく初歩的な部分であるが、SSDにインストールするという動作要件は守るとよさそうだ。

『スターフィールド』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに9月6日発売予定。Xbox/PC Game Pass向けにも提供される。また、Premium Edition以上のバージョンを予約購入すると先行プレイが可能となっている。