「風雲!たけし城」新作公式ゲーム登場。Roblox内で
株式会社TBSテレビは9月1日、バラエティ番組「風雲!たけし城」公式ゲームの正式配信開始を発表した。対応プラットフォームはRoblox。本作は、メタバースに用意されたアトラクションをほかのプレイヤー攻略していくアクションゲームだ。なお、本作は7月5日に立ち上げが発表されたTBS GAMESの第1弾タイトルであり、かねてからRobloxにてアルファ版として配信されていたタイトルである。
「風雲!たけし城」は、TBSテレビにて1986年より放映された視聴者参加型バラエティ番組だ。一般から募集した参加者たちが、タレントのビートたけしが城主を務める難攻不落のたけし城の道中に待ち受ける難関に挑戦。そして、最後に待ち受けるたけし城陥落を目指すのだ。ちなみに、2023年にはAmazon Prime Videoにて「風雲!たけし城」の新作の配信が開始している。
このたび新作ゲームとして配信が開始された『風雲!たけし城』は、テレビ番組さながらの、さまざまな名物アトラクションが登場。池の上にある飛び石を渡って向こう岸を目指す「竜神池」をはじめ、だるまの衣装を来て坂道の頂上を目指す「だるまさんがころんだ」や「自由への壁」、「カルタでお手柄」「ビーチボーイズ&ギャルズ」、そして「カート戦」といった番組お馴染みのアトラクションが用意されている。さらに、9月7日には「これは玉RUN」が登場予定となっている。
これらのアトラクションは、とにかく先にゴール到達を目指す、生き残りを懸けた戦いが中心となっている。一方、最後に待ち受けるカート戦は、残ったプレイヤーたちがカートに乗り、ビームによる攻撃を駆使してボス討伐を目指すのだ。そういった作りから、本作は多くのプレイヤーたちとわいわい楽しめる、いわゆるパーティゲームとなっている作品だろう。
ちなみに、本作と同じパーティゲームとして知られる『Fall Guys』は「風雲!たけし城」からインスパイアを受けた作品であるそうだ。一方、Roblox向け『風雲!たけし城』は、アルファ版をプレイした限り、『Fall Guys』を思わせる作品となっている。
なお、前述したとおり、本作はRobloxにてプレイができるアクションゲームだ。Robloxは、メタバースでアバターを操作し、ほかのユーザーとのコミュニケーションやゲームを楽しむことができるプラットフォームである。PCのほか、iOS/Androidでもプレイが可能となっている。
Robloxの特徴のひとつとして、ユーザーがゲームを作成できることが挙げられる。『風雲!たけし城』は、メタバースソリューション事業に取り組むGeekOutが開発を担当。GeekOutは、かねてからRoblox向けにゲームなどのコンテンツを届けている企業であり、本作は同社がTBS GAMESと手を組んで制作された作品となっている。
なお、「風雲!たけし城」のゲーム関連としては、、かつてはバンダイから、ファミコンの体感コントローラー「ファミリートレーナー」専用ゲーム『突撃!風雲たけし城』として1987年に発売。そして、実に約36年ぶりにRoblox向けとして新作ゲームがリリースされることとなった。「風雲!たけし城」が人気作品であること、そしてTBSテレビにとっても特別な作品であることがうかがい知れるだろう。
『風雲!たけし城』はRoblox向けに無料配信中。PCのほか、RobloxアプリがサポートするiOS/Androidスマートフォンやタブレットでプレイが可能だ。