ネコ農業スローライフ『Sprout Valley』9月8日発売へ。まったり生活しながら未開の島々を開拓&冒険

 

パブリッシャーのRedDeer.Gamesは8月29日、『Sprout Valley』を9月8日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。


『Sprout Valley』は農業シミュレーションゲームだ。本作の舞台となるのはOstaraと呼ばれる地域の島々。主人公である猫のNicoは、平穏に暮らせる場所を求めてこの地の島にやってきた。プレイヤーはNicoとなり農業をしながら、未開の島を素敵で暮らしやすい場所へと作り変えるのだ。また暮らしの中ではかわいいキャラたちと出会い、興味深い出来事を経験しながら、やがてOstaraの秘密が明かされるストーリーが展開されるという。なおストーリーモードのプレイ時間は15時間以上のボリュームとなるようだ。

本作では手つかずの島で暮らしながら、資源を集めて生活の改善を目指していく。島には果実をつける木がいくつも生えているほか、土地を耕し植物を育てて収穫することができる。また周囲の海で釣りをしたり、ツルハシで邪魔な石を砕いたり、斧で不要な木を伐採したりすることで資源を集めることも可能だ。


そうして集めた資源を売却することで、便利な道具を購入したりして、クラフトもできるようになるようだ。クラフトでは、橋や自動スプリンクラーなどを島に設置することが可能。農業や島での暮らしをより快適にしていこう。さらに必要な道具を持っていれば、ほかの島を探険することもできる。ほかの島は冒険の度に自動生成され、配置されるオブジェクトなども変わるようだ。トレイラーでは、探検でNPCが運営するお店を発見している様子がみられる。珍しいアイテムが見つかる要素などもありそうだ。

また本作には時間経過で昼夜が切り替わるシステムが採用されているほか、気象の移り変わりも存在。天気や日によって起きるイベントも用意されているという。そのほか、世界にはSeed(世界生成の元となる値)が設定されており、将来的にはほかのプレイヤーと共有して島を再現し、プレイヤーベース全体で共有することができるようになるそうだ。


本作を手がけるのは、ポーランドに拠点を置く個人開発者のVadzim Liakhovich氏だ。同氏はKickstarterにて昨年の3月から本作のクラウドファンディングキャンペーンを開始。45日間で1万2881ユーロ(約200万円・現在のレート)の資金を集め、Social Integrations(ソーシャル機能)実装のストレッチゴールを達成してクラウドファンディングが終了した。その後2022年10月に正式発表がおこなわれ、Steamおよびitch.ioでデモ版が公開された。そしてこの度、本作製品版の発売日が発表されたかたちとなる。

『Sprout Valley』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに9月8日発売予定だ。