国内デベロッパーのS_Caseは8月18日、ローグライトアクションゲーム『Hazy Monochrome Wand』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は480円。8月25日までは10%オフの432円で購入可能だ。
『Hazy Monochrome Wand』は、記憶を失った魔法の杖が主人公のローグライトアクションゲームだ。白黒のドット絵ビジュアルで表現されたダンジョンのステージは、いくつもの部屋がランダムに繋がって構成されており、さまざまな敵やトラップが待ち受ける。魔法の杖はジャンプやダッシュといったアクションのほか、ショットや魔法での攻撃が可能。さらに“時間の停滞”と呼ばれる能力も駆使しながら、ステージを攻略し進んでいくこととなる。
敵には、回転しながら突進してくる斧や、矢を放つ弓、あるいは正面からの攻撃が効かない盾や、炎を撃ってくるロウソクなどが登場。ショットや、MPを消費する魔法を繰り出して応戦しよう。魔法は、魔法陣を設置して広範囲に攻撃できる爆発魔法を初期装備している。またショットは、ジャンプしてから下方向に撃つことでさらに上へと跳び上がることができ、これを駆使した立ち回りも重要となる。
避けることが難しい攻撃やトラップに対しては、上述した時間の停滞によって時間をスローにすることで対処可能。また、スロー中はショットの連射速度がアップする。このほか砂時計を入手することで、時間を巻き戻してその部屋のプレイをやり直すことができる。ミスを帳消しにできるわけだ。
ステージを構成する部屋には、敵がいる部屋やトラップが敷き詰められた部屋、またショップのある部屋などが存在し、事前にその種類を確認してから向かうことができる。ただし鍵がかかっている部屋もあり、その場合はどこかで鍵を入手しておくことが必要。鍵は、破壊可能なブロックの中に隠されている場合もある。
敵を倒したり、ツボなどを破壊した際には紫色のコインを入手でき、ショップで使用できる。ショップでは、最大HPアップやジャンプ力アップ、ジャンプ回数増加などさまざまなアップグレードを購入でき、また新たな魔法を入手できる場合も。たとえば設置系の武器や、敵を追尾する遠距離攻撃などがある。
そして死んだ場合は最初からやり直しとなり、前回プレイで入手した紫コインは、黄色のコインに変換。その黄色のコインを消費することで、初期HPやMP、所持金などの、恒久的なアップグレードをおこなえる。そうして強化しながら、何度も挑戦してクリアを目指すこととなる。
開発者によると本作は高難易度ではあるものの、熟練ゲーマーが集中して一気にクリアを目指したくなる作品とのことで、最速では20分ほどでクリア可能だそうだ。また、実績をすべて解除するには6時間ほどを想定しているとのこと。本作には、何者かの記憶を通じて物語を伝える要素があり、それも実績のひとつとなっている。
『Hazy Monochrome Wand』は、PC(Steam)向けに配信中だ。