“砂テトリス”拡張版『Sandtrix+』発表、Steamにて9月1日配信へ。積むと砂となって崩れるブロックでパズル、追加モードを導入

mslivoは8月8日、パズルゲーム『Sandtrix+』を発表。『Sandtrix+』は、“砂テトリス”とも呼ばれたパズルゲーム『Sandtrix』の拡張版だ。

デベロッパーのmslivoは8月8日、パズルゲーム『Sandtrix+』を発表。そして本日8月16日に本作のSteamページを公開し、PC(Steam)向けに9月1日に配信予定であることを明らかにした。

『Sandtrix+』は、“砂テトリス”とも呼ばれたパズルゲーム『Sandtrix』の拡張版だ。オリジナル版である『Sandtrix』は今年5月より無料で公開されており、定番パズルゲーム『テトリス』風のシステムと、“砂”の要素を組み合わせたユニークなゲームプレイにより注目を集めた。

本作では、縦長のフィールドの上からテトリミノ風のブロックが降ってきて、それらを積んでプレイする。ここまでは『テトリス』と同じだが、接地したブロックは砂のようにサラサラと崩れることが大きな特徴だ。ブロックは種類ごとに色分けされており、同じ色の砂でフィールドの左右が繋がると、ラインが揃ったとしてその砂が消え、スコアが加算される仕組みだ。

積んだブロックは自然なかたちで砂と化し、斜面に積めば下へと流れていく。一見『テトリス』風でありながら、同じ色の砂の層を作るというゲームプレイにおいては、また異なる思考が求められるだろう。そしてラインを消せずフィールドの上まで砂が積もってしまうとゲームオーバーだ。


拡張版となる本作では、ハイスコアを目指したり、指定ライン数を消したりといったゲームモードのほか、2色が組み合わさったブロックや、積むと真っ白になるブロックが登場するモードも用意される模様。また、ボーナス要素としてサンドボックスモードも収録される。サンドボックスモードでは、砂のほかに水や溶岩、炎などを自由に配置して、それらの反応を見て楽しめる、本作の物理演算システムを活かしたものになるようだ。また、ゲーム画面のテーマ12種類のアンロック要素も用意される。

ちなみに本作のオリジナル版『Sandtrix』は、もともと『Setris』というタイトルで公開されたが、『テトリス』の権利元から著作権侵害の申し立てがおこなわれ、一時配信停止されたことでも話題となった。その後、現在のタイトルへと改題し、またBGMのロシア民謡も変更することで配信再開にこぎつけたという経緯がある(関連記事)。現在はそうした問題はクリアになっているのだろう。

『Sandtrix+』は、PC(Steam)向けに9月1日配信予定だ。また、オリジナル版『Sandtrix』は公式サイトおよびitch.ioにてプレイできる。





※ The English version of this article is available here

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6874