鏡の洋館謎解きアクション『Ugly』9月15日発売へ。不気味な館でトラウマと向き合い、“醜い”巨大ボスと戦う

Graffiti Gamesは8月16日、『Ugly』を日本時間9月15日に発売すると発表した。本作は鏡を利用するパズル要素を盛り込んだアクション・アドベンチャーゲームだ。

パブリッシャーGraffiti Gamesは8月16日、パズルアクション・アドベンチャーゲーム『Ugly』を日本時間9月15日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/Xbox One。Steamストアページ表記によると、日本語表示にも対応予定のようだ。


『Ugly』はパズル要素を盛り込んだアクション・アドベンチャーゲームだ。舞台となるのは荒れ果てた調度品と奇妙な染料に彩られた貴族の洋館。プレイヤーは過去にトラウマを抱えた貴族として、この館に隠された秘密を解き明かしていくこととなる。

本作において謎解きのカギとなるのは“鏡写し”を利用したメカニズム。プレイヤーは洋館の中に点在する鏡を利用することで、そこに写し出された鏡像から自らの分身を作り出すことが出来る。この分身はプレイヤーの動きを鏡写しで模倣するようだ。これによって現実の肉体では到達困難なエリアの探索も可能となるのだろう。

今回公開されたトレイラーで映し出されているのは、本作の舞台となる荒廃した洋館の一部だ。鏡という鏡が叩き割られ、飾られている肖像画や写真の人物はことごとくピンクの染料で塗りつぶされているなど、本作が漂わせるダークな雰囲気がうかがえる。



映像内では染料で館を汚した犯人と思われる巨大なピンクスライムのほか、本作のボスと見られる巨人たちの姿も確認できる。鍵穴の付いた拘束具で全身を覆われた巨人、吊るされた全身包帯巻きのミイラ、宝石のような頭部をローブで覆い隠す巨人など、怪物たちの容貌はなんらかの方法によって覆い隠されている。本作では主人公の心の奥底を探索することになるといい、登場する怪物たちも含めてタイトルの「Ugly(“醜い”の意)」は本作のキーワードとなるのかもしれない。


本作を手がけるのはスペイン・バルセロナに拠点を置くTeam Ugly。本作『Ugly』は大手パブリッシャーDevolver Digitalの主催するイベント「IndieDevDay」の2020年度アワードにおいてベストゲーム賞およびベストパズル賞を受賞。以来、本作はリリースに向けて開発が進められてきた。新進気鋭の開発者たちによるインディーデベロッパーが初めて世に送り出す作品に注目したい。

『Ugly』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/Xbox One向けに9月15日リリース予定。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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