東亜プランSTG『スラップファイト』『ヘルファイアー』『飛翔鮫』『鮫!鮫!鮫!』Steam版が8月24日に配信へ。便利機能追加・復刻コレクション第2弾


デベロッパーのBitwave Gamesは8月3日、シューティングゲーム『スラップファイト』『ヘルファイアー』『飛翔鮫』『鮫!鮫!鮫!』のPC(Steam/GOG.com)版を、2023年8月24日に配信すると発表した。

今回発表された4作品は、東亜プランがかつて手がけたアーケード向けシューティングゲームの移植版。移植版コレクションとして2022年2月14日にリリースされた「Toaplan Arcade Shoot ‘Em Up Collection Vol. 1」の4作品に続くコレクションVol. 2となる。

『スラップファイト』は縦スクロールシューテイングゲーム。宇宙制覇という野望のため30万光年の空間を超えて飛来した、人工頭脳「ガウディー」の魔の手から地球を守るべく立ち向かう。多彩なパワーアップ(攻撃手段)の使い分けが魅力となっているほか、「ヘルパー」と呼ばれる僚機を利用した2人協力プレイも可能としている作品だ。

『ヘルファイアー』は横スクロールシューティングゲーム。緻密な順序・配置で飛来する敵に対して、上下左右・斜めへ撃ち分け可能な自機の攻撃を的確に命中させていく、パズル的要素をもっている。


『飛翔鮫』は敵軍に占領された基地を奪還作戦へと向かう縦スクロールシューティングゲーム。プレイヤーは「複葉機フライングシャーク号」のパイロット「飛翔鮫」となり、起死回生を賭け敵軍に立ち向かう。本作は当時において革新的な敵機破壊演出(撃破時の敵と自機との距離が遠ければ失速後に地上へ墜落、近ければ即時爆発)を採用しており、その後シューティングゲームジャンル全体にも大きな影響を及ぼしたとされる作品だ。

『鮫!鮫!鮫!』は『飛翔鮫』の続編となる縦スクロールシューティングゲーム。タイトルは旧日本軍が、真珠湾攻撃において暗号として使用した「トラトラトラ」のオマージュ。大軍団に対抗する小国のパイロットとして戦いに挑む。特にアーケード版が非常に高難易度であるとされる一方、国内外で高い評価を獲得している作品だ。

本コレクションの各作品は前回のVol. 1に引き続き、入力遅延を最小化したエミュレーションや、クイックセーブ・ロード機能、オンラインランキング対応、インストカード表示、巻き戻し機能、リプレイ機能といった便利機能を実装している。また、『スラップファイト』においては「ミラーモード」と呼ばれる新モードも追加されるようだ。


移植開発を担当するBitwave Gamesは2022年8月、東亜プラン作品の権利をもつ株式会社TATSUJINなどと共にスウェーデンの持株会社Embracer Groupにより買収された。その後、Bitwave Gamesは東亜プランの人気シューティングゲーム4本を「Toaplan Arcade Shoot ‘Em Up Collection Vol. 1」としてPC向けに移植・リリースした。その第2弾となるのが本コレクションの4作品というわけだ。デベロッパー公式サイトの記述によれば移植開発チームは既に第3弾の移植開発に着手しているとのこと。次なる移植作はどの作品となるのか、そちらの続報にも期待したい。

スラップファイト』『ヘルファイアー』『飛翔鮫』『鮫!鮫!鮫!』PC(Steam/GOG.com)向けに8月24日に配信予定だ。