海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』次回アプデでゲーム全般の遊びやすさ改善へ。「自動ボタン連打機能」など


デベロッパーのMINTROCKETは8月4日、『デイヴ・ザ・ダイバー(DAVE THE DIVER)』の次回アップデート配信を8月に予定していることを発表した。同アップデートでは「自動ボタン連打機能」など、遊びやすさ改善が重点的におこなわれるとのこと。

『デイヴ・ザ・ダイバー』は、ブルーホールと呼ばれる海を舞台にした海洋アドベンチャーゲームと、その近くに存在する寿司屋での経営シミュレーションを組み合わせた作品だ。主人公であるダイバーのデイヴとして、昼間は海に潜って魚を獲り、夜はその魚を使って握った寿司を客に提供するため、寿司店の従業員として働くのだ。本作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、約4万5000件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。ユニークなゲームプレイや、緻密なドットビジュアルなどが評価されている作品だ。そして2023年6月28日には正式リリースを果たした。同作は7月11日時点で、売上100万本を突破している。

そんな本作を手がけるミントロケットは8月3日、次回アップデートに関する動画を公開。8月に予定している次回アップデートについて、コミュニティの要望に基づいた遊びやすさの改善を重点的におこなうと発表した。同動画内では、まず「自動ボタン連打機能」が紹介されている。設定から同機能を有効にすると、ボタンを押しっぱなしにするだけでQTEゲージが自動で上昇するようになる。これまでQTEイベントで要求されていたボタン連打をする必要がなくなるわけだ。ちなみにコミュニティの要望では、このボタン連打の改善を求める意見がかなり多かったという。Steamコミュニティでは500件以上のコメントが寄せられたようだ。


本アップデートでは、インベントリ内のソート機能も追加される予定だ。獲得順・重さ・数量・五十音・ランクなどの基準で、捕まえた魚たちを分類し並びかえることができるようになる。なお同機能はダイビング中でも使用可能とのこと。さらに、養殖場の魚をまとめて売る機能も追加される。たとえば、2匹だけ残してほかの不要な魚をすべて売却することなどが可能になるようだ。そのほか、レストラン内のカクテルも色覚異常者にも対応した色変更がおこなわれることや、ベルーガタクシーの操作性も向上するそうだ。

また、アイテム数量の選択をする際の便利化もおこなわれる。数量変更するための方向キーを入力し続けると、以前より素早く数値が変化するようになるとのこと。そして下方向にキーを入力するとアイテム数量を0に調整。上方向に入力すると、所持している最大の数値を選択することができるようになる。また、Steam Deckのような小さな画面でも文字が見えやすいように、UIの刷新もおこなわれるとのこと。またコントローラーで操作中にマウスカーソルが残る点も修正されるという。


なお今回公開された動画内では、今後のロードマップについても言及されている。現在はバグや遊びやすさの改善に取り組んでおり、まずは8月のアップデートに集中するとのこと。一方で新たな探索エリアなど、新コンテンツ追加の準備も進められているようだ。本作のさらなる開発に期待が向けられるだろう。

『デイヴ・ザ・ダイバー』はPC(Steam)向けに発売中。年内にはNintendo Switchでの発売も予定されている。