スター声優育成ゲーム『オンエア!』Nintendo Switch版、クラファンで4000万円達成。フルボイスの新規シナリオ実装で開発決定

*画像は「オンエア!」アーカイブサイトより

株式会社colyは8月3日、スター声優育成ゲーム『オンエア!』のクラウドファンディングキャンペーンにて、支援金額が4000万円に到達したことを発表した。最終ストレッチゴールである4000万円を達成した結果、もともとiOS/Android向けに配信されていた本作に、新規ボイスなどさまざまな要素を追加したNintendo Switch版の開発が決定となった。


『オンエア!』は、iOS/Android向けに2018年8月にサービスを開始した声優スター育成ゲームだ。プレイヤーは学園でたったひとりの女子特待生として、全寮制の声優名門学校である宝石が丘学園に入学。総勢30人の登場人物たちと学園をまとめあげ、とある公演を成功させて学園の危機を乗り越えるための青春を繰り広げる。

本作は、2020年10月にサービス終了となり、機能制限版アプリとして公開を継続。その機能制限版アプリも2022年1月に公開終了となっている。しかし、サービス終了後にもグッズ展開がおこなわれたり、直近では2.5次元舞台であるジュエルステージ「オンエア!」が上演されたりするなど、かつてからのファンのみならず新規層にもアピールを続けている作品だ。


そんな中、colyは今年7月1日、クラウドファンディングキャンペーンの実施を発表。『オンエア!』Nintendo Switch版開発プロジェクトとして、7月19日からクラウドファンディングプラットフォーム「ソレオス」でキャンペーンが開始された。クラウドファンディングの狙いのひとつとして、サービス終了後もファンから愛され続ける本作を、ゲームとして届けたいという想いが開発側にもあったそうだ。

本クラウドファンディングキャンペーンは、用意されたさまざまなコースの商品を購入して支援するかたちとなっており、商品によってさまざまなリターン品が用意されている。そしてキャンペーンは、開始からわずか3時間ほどで目標金額である1500万円を達成した。


それから本日まで、本クラウドファンディングキャンペーンには多くのファンからの支援が集まり、最終ストレッチゴールである4000万円を達成した。第1目標からいくつかのストレッチゴールを達成し、最終ストレッチゴールを達成したかたちだ。その結果、本作のNintendo Switch版では、iOS/Android版に実装されていたストーリーに新規ストーリーが追加されるほか、キャラクターストーリーやアプリ版に収録されていたボイスがすべて収録。さらにフルボイスのユニットストーリーDLCの制作が決定し、イベントストーリーで未収録だったボイスの収録まで決定。iOS/Android版がさらにパワーアップした、『オンエア!』の集大成となりそうだ。

なお、『オンエア!』のクラウドファンディングキャンペーンは、8月31日まで実施されている。想定よりも多くの支援金が集まった際には、ストレッチゴールやリターン品の追加も検討しているという。

『オンエア!』Nintendo Switch版は、2024年春発売予定。通常版とDL版に加え、特装版も発売予定だ。特装版の仕様は現在検討中とのことで、設定資料集の同梱が予定されている。ソレオスでの支援のリターンの中には特装版付きのものもあるため、興味のある方は一度確認してみるといいだろう。