『GUILTY GEAR -STRIVE-』今後のアプデ情報公開。今夏予定のシーズン3大規模アプデにて新バトルシステムなどが追加、天上階の格差問題にも着手へ

 

アークシステムワークスは8月2日、対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR -STRIVE-』のデベロッパーズバックヤード第14回を公開した。約5か月ぶりの更新となったデベロッパーズバックヤードでは、プロデューサーの宮内健氏とディレクターの片野旭氏によって5か月の振り返りと、今夏アップデート予定であるというシーズン3に関する話題が述べられている。


デベロッパーズバックヤードでは、4月に追加されたプレイアブルキャラクターであるベッドマン?と、5月に追加されたプレイアブルキャラクターである飛鳥=R♯について改めて紹介。それに加えて、今夏にシーズン3のアップデートがおこなわれることが発表された。

シーズン3では、これまで同じキャラクターを使い続けてきたプレイヤーでも、新しい体験ができるようなアップデートを複数用意しているという。その第1弾として、全キャラクターのバランス調整に加え、新バトルシステムの追加、一部キャラクターへの新必殺技の追加の予定が言及されている。なお、もちろん新たなキャラクターの追加も予定されているとのこと。そのほかにも、昨年から断続的に不調が続いているネットワーク周りの安定化を進めつつ、バトル部分以外の複数アップデートも予定しているとのこと。


さらに、ユーザーから届いたランクマッチの実装予定についての質問に答えるかたちで、今後のネットワーク対戦のシステムについても回答。『GUILTY GEAR -STRIVE-』では、ランクタワーと呼ばれる場所が用意されており、勝ち続けることで上の階層へと進み、さらに強い相手と対戦することができるシステムが採用されている。自分が今いる階層が、いわゆる段位ともいえるだろう。ランクタワーの最上階となるのは、10階の1つ上に存在する天上階であり、天上階には一般プレイヤーからプロゲーマーまでが集っている。そのため、実力差のあるマッチが多くなっている状況でもあった。

なお、ランクタワーの10階から天上階に上がるためには、「天上階チャレンジ」と呼ばれる試練が用意されている。天上階チャレンジでは、天上階に到達したプレイヤーに6戦中5勝する必要があり、天上階に到達する大きな壁となっている。

天上階に行きたくても行けない、行けたとしても強い人たちが多過ぎてまったく勝てない。そんな状況となっている現状のランクタワーについて開発チームは、下層よりも上層のプレイヤーの方が多いという現在の環境に合わせて、実力格差を軽減するための施策を用意しているという。具体的には、天上階よりもさらに上の階層の追加を含めた最適化や、ランクタワーで遊ぶモチベーションに繋がるリワードの追加を検討しているそうだ。


そのほかにも、ゲーム内でよく使うモードへアクセスしやすくなる機能の実装を予定しているとのこと。新機能を含め、シーズン3の新要素のいずれも詳細は明かされてはいないものの、日本時間の8月5日2時からは、アメリカ・ラスベガスにて格闘ゲームの大会「EVO 2023」が開催される。『GUILTY GEAR -STRIVE-』は、昨年の「EVO 2022」にて人気キャラクターであるブリジットの参戦が発表された。もしかしたらEVO 2023でも、本作に関する何らかの発表があるかもしれない。

GUILTY GEAR -STRIVE-(ギルティギア ストライヴ)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに販売中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。