巨大スラム街ホラーゲーム『Welcome to Kowloon』発表。暗く不気味な九龍城へ迷い込む

N4bA氏は7月28日、『Welcome to Kowloon』を発表した。本作の舞台となるのは、かつて香港に存在していた巨大スラム街「九龍城砦」。

個人開発者のN4bA氏は7月28日、『Welcome to Kowloon』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、本作は8月2日に発売される予定だ。

『Welcome to Kowloon』は一人称視点のホラーゲームだ。本作の舞台となるのは、かつて香港に存在していた巨大スラム街「九龍城砦」。政府が関与しない無法地帯であり、さまざまな違法行為がおこなわれていた居住区だ。違法増築を繰り返したいびつな建築物が乱立し、狭い路地が無数に広がっている。その特有の構造は迷路のように見え、「東洋の魔窟」の異名をもつ。

本作においてプレイヤーは、安い住居を求めてそんな九龍城砦に引っ越してきた若い学生となる。しかし入居すると、プレイヤーは別の現実へと引き込まれてしまうことになるようだ。トレイラーでは幻想的な九龍城が一変し、暗く不気味な街へと迷い込んでいる様子がみられる。また同時に、変貌した九龍城には“住人”とみられるいくつもの人影が存在している。彼らは何か重要なものを隠して守っているとのこと。本作では不気味な九龍城を探索しつつ、この秘密の解明を目指すようなゲームプレイとなるだろう。


Steamストアページによると、本作は個人開発者のN4bA氏を含む4名によって開発がおこなわれているようだ。なかでもN4bA氏は過去に、『From The Darkness』などホラーゲームを3作品リリースしている。同作は、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで約1880件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。またほかの2作品も「非常に好評」ステータスをもっており、良質なホラーゲームを作ってきた開発者といえる。本作『Welcome to Kowloon』においても、九龍城を舞台とした特徴的なホラー体験が期待できるだろう。

『Welcome to Kowloon』は、PC(Steam)向けに8月2日に発売予定だ。

Yusuke Fujii
Yusuke Fujii

JRPGのストーリーと音楽が大好き。PvPは見る専。

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